チック症公表のYouTuber、美容室での対処法を明かす 「眼球や頭に…」
チック症を公表しているユーチューバーのタカハシさん。美容室で散髪するときにどうするの? という問いに実際の映像を交えながら回答しました。
「チック症の日常」(登録者数1.9万人)が2日、新たな動画をアップ。
「髪を切るときにどうするのか?」という視聴者からの問いかけに、運営者である男子大学生・タカハシさんが実際の映像を交えながら回答しました。
■チック症のリアルを写すチャンネル
チック症とは、不規則で突発的な体の動きや発声が、本人の意思とは関係なく繰り返し起きてしまう疾患のこと。根本的な原因は解明されておらず、自分自身で症状をコントロールすることは難しいとされています(多種類の運動チックと1種類以上の音声チックが1年以上続く場合はトゥレット症候群と呼ばれます)。
そんなチック症(トゥレット症候群)を抱えるタカハシさんは今回、散髪に関する動画を公開。ハサミが危ないので自分で切っているのか? と思いきや普通に美容室に行っているそう。「施術中に動くと危ないので始まる前にたくさん出しておこう」と、カット開始前にはあえて自分からチックを出す様子が映されます。
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■対処法は「必死で症状を抑える」
その後、散髪が開始。特別な器具を用いる…ということもなく、気合で自分で制御するように努めるのが対処法のよう。「首振りのチックは危ないので眼球や頭に力をギュッと込めてなんとかエネルギーを発散してる」とのことで、たしかに動画内では何度も目をぎゅっとつむるタカハシさんの姿が確認できます。そんな努力もあってか、小刻みには動いているものの、頭は激しくは動いていない感じです。
とは言え相応の辛さはあるようで、タカハシさんによると「当然、体への負担は大きい」「じっとイスに座っていると目が回ってくる」「何もしないのが逆に疲れる」とのこと。また、「チック症の人はわかるかもだけど、チックって麻薬だよね」「マジで出すと気持ちいいもん、快楽物質がドバドバ出る」など、チック症当事者ならではの感覚も綴っていました。
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