川村エミコ、イジメ受ける中学生活で心の支えとなったKinKi Kidsの存在
先月、自身初のエッセイ集『わたしもかわいく生まれたかったな』を上梓した川村エミコさんにインタビュー!
お笑いコンビ・たんぽぽの川村エミコさんが、自身初のエッセイ集『わたしもかわいく生まれたかったな』(集英社)を、10月5日に上梓。同エッセイでは、川村さんがどのような幼少期を過ごし、どんなことを感じていたのかが、柔らかくてあたたかい文章で綴られています。
今回は、本書を読んで記者が感じたこと、もう少し詳しく知りたいと思ったことについて、川村さんにインタビューをさせていただき、お話を伺いました。
■最後のページは「思い出を書く」スペース
――エッセイを読ませていただいたのですが、懐かしくて共感できるエピソードがたくさんありました。
川村:連載している間にも「自分の小さな頃を思い出しました」と言ってくださる方がたくさんいらっしゃって、嬉しかったです。ですので、本の最後に「あなたの思い出を書いてください」というページを付けさせていただいたんです。
最初、担当の編集者の方に「本で白いページってあるんですかね…?」と言われましたが(笑)、デザイナーさんにメモページっぽくかわいくしていただきました。
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■心を逃す違う世界が救いだった
――僕の世代ですと、たんぽぽさんを最初にしっかりと知ったのは『めちゃイケ』で、その当時の印象が強いのか、最初にエッセイを読ませていただいたときは、自分が知っている川村さんとスッと結びつかないところもあって。
川村:テレビだと求められているものを100で頑張るようにしているので、そこが抽出されて、本を読んでいただいたときに違うイメージを感じられたのかもしれません。でも、テレビの私も、本の私も、今こうして話している私も、全部私なんです。
――特にそう思ったのが、中学時代にクラスメイトからイジメを受けていたお話です。あのエピソードは他の章に比べて淡々と書かれていて、何か辛いことが起こりそうな予感が最初からずっとあって。後半部分に差し掛かって、なぜそのように感じたのかがわかる記述もありました。
川村:当時は(イジメがあることが)しょうがないと思っていました。私は一人でいることが不幸だと思っていなかったし、そこから始まっているので。
あとは、他の心のよりどころ、心を逃す違う世界があることを小さい頃からわかっていたので、それが救いでした。もし何か辛いことに悩んでいる人がいたら、好きなことを見つけてほしいなと思います。