女性にとって「服のサイズ」は常に気になってしまうもの。この間までSサイズが入ってたのに…Lサイズじゃないと長さが足りない! など、悩みも体形も人それぞれです。
「絶対にXSじゃなきゃ駄目!」という時代は終わりをつげ、昨今は「自分にとって最適な物を」という思想が世界で主流になってきました。
しかし近日、中国の大型ショッピング店にて女性のサイズをめぐり「ありえない」とドン引きされる事案が。
スタイルを批判するような店側の目線に、現地では批判の声が殺到しました。
■S、Mサイズこそが美しい?
中国版ツイッター・Weiboに掲載され、「何これ」「マジでないわ」と女性陣からひんしゅくを食らったのは、現地の量販店「大潤発」内にある衣料品売り場に掲げられた1つの看板。
一見S,M,L,XL,XXLに分けられ何の変哲もないサイズ表ですが、なんとサイズ表記の横に「美しいか否かを伝える文字」が書かれているではありませんか。
S(痩せてる)M(美しい)L(クソ)XL(とてもクソ)XXL(とんでもなくクソ)
誰目線やねん! と突っ込みたくなる、悪夢のような冗談が堂々と店内に掲げられていたのです。その上、小さく「18歳から35歳の女性に限ります。判定してほしい人はサービスカウンターまで」という文言まで記入されていました。一体なんなの…。
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■世界で沸き起こるジェンダー問題
この失礼極まりない表記に、Weiboの女性ユーザーからは「こんなことで客層を狭めて、一体どんな意義があるのか」「女性の体をモノ扱いするな」「本当にしょうもない。このチェーンに行きたくなくなるわ」「身長高くてLサイズ着る人もいるでしょ。作った奴はモデルがみんなSサイズだとでも思ってるのかな」「そもそも何目線なんだ」といった批判が続出しました。
日本もジェンダー関連の問題で炎上することは多々ありますが、「強めの性格の女性が多い」とされる中国も例外ではない様子。
男尊女卑の概念が未だ拭いきれていない実情が浮き彫りになりました。
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