性的指向は男性に向いている、女性に向いているという単純な話だけでは終わりません。中には、双方向の恋愛を望まないリスロマンティックというマイノリティも存在します。
「双方向の恋愛を望まない」ということは、人と恋愛をしたがらないマイノリティということなのでしょうか。どのような意識があるのか、詳しく話を聞いてみました。
①片思いで完結
「多くの人は、両思いして初めて恋愛成就すると思います。片思いのまま終わってしまった恋愛や片思いのまま抱えている恋愛は成就とは言えず、満足のいく結果を出すために告白というアクションを起こし、付き合えたら成功と考えるでしょう
。
でも、リスロマンティックはお付き合いすることを目的にしていないので、片思いの段階で自己完結していて満足です。私の場合に、告白しようとも思いません。ある意味、片思いの段階で成就していると言えるかもしれません」(20代・女性)
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②人に恋心を知られたくない人も
「リスロマンティックの人に多いと思うのですが、片思いをしているだけで幸せなので、外野に『あの子、あなたのこと好きらしいよ』など茶々を入れられて、その世界を壊されるのが嫌という人がいます。
私もそうなので、人に恋心を知られたくないと思い、隠してしまいます。片思いで本当に幸せなので、何もしないでほしい、もっと言ってしまえば邪魔しないでほしいと感じてしまうわけですが、人に言っても強がりや本心ではないと思われがちなんです」(20代・女性)