「多い日でも大丈夫!」「嬉しいこといっぱい」等、ポジティブなワードが飛び交う日本の生理用ナプキンCM。
現実の生理は重く苦しいものだという方も多い中、「明るい音楽と幸せで快適そうな女性タレント」という構図が多く採用されている現実に違和感を持つ女性が増加しています。
そんな中、現在注目されているのが韓国の生理ナプキンCM。他国では一体どのような表現で女性の必需品とも言える商品をアピールしているのでしょうか。
■生理中に輝ける人は稀
映像は「”その日”でも自信を持って白い服を着てください」というフレーズからはじまります。
続いて「”その日”でも止まらないでください、心配しないで眠ってください、仕事に集中してください”その日”でも私たちは輝かなければならないから…」というオーソドックスなキャッチフレーズが流れ、美しい女性が日々奮闘する姿が描かれます。
ここまではいつもの「女性は生理でも頑張らなきゃ!」という押し付けをこれでもかという程詰め込んだいつものナプキンCM。
しかし、その後は映像をパソコンで見ている女性が「その日? その日ってなによ」と怒りを露わにする場面に一転。
「痛くて神経がとがる 何を着ても不安になる全く爽やかなんかじゃない 何もしたくない それが生理よ」と生理中の”苦しみ”に焦点を当て、女性にとってはノンフィクションである現実を突きつけます。
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■生理休暇はとりたい
そして最も注目したいのは、生理痛による「休暇申請書」を出す女性のシーン。特に台詞がある訳ではありませんが、机にたたきつけられた申請書と女性が魅せた苦悶の表情は「休まなければならない程痛い人も確実に存在する」という無言のメッセージが訴えられています。
そして、「何もしなくても大丈夫、それもまたあなたの選択。Do something or Do nothing(何をしてもいいし、何もしなくてもいい)」とナレーションが読まれた後に製品の映像がチラリと映り、CMは終了します。
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