新型コロナウイルスの感染者数が10万を超えたインド。現在も厳しい状況が続いていますが、そんな中でも大型の披露宴を開催したカップルが話題になりました。
近隣住民がドン引きしたほか、親族が集団感染を起こすなど大きな騒ぎを起こしているようです。
■コロナの存在を忘れて披露宴パーティ
現地メディアの報道によると、現在20人以上の集会が禁止されているインド中部に位置する都市・ハイデラバードにてとあるカップルが披露宴を開催。他の地方に在住する友人を大勢招き、飲んで食べての大騒ぎだった模様です。
見かねた近隣住民からの通報を受けた警察が現地に向かったところ、会場には50人ほどの参加者がいたとのこと。披露宴はその場で中止となり、各位の身分確認や参加に至る為の移動手段などの調査が行われました。
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■招待状は200人あまりに送付
当日の参加者は50人前後でしたが、後に招待状を受け取っていた人数がなんと200人あまり存在していたことが判明。
招待されたうちの半分以上は新型コロナ感染を恐れ断っていたそうですが新郎新婦の家族らは「晴れの日だから…」と強行開催を容認していたと供述しました。
あろうことか現在は二次感染等を含め、新郎の家族や親戚のうち16人に新型コロナの陽性反応が出ており、その内8人が未成年児童であることが報道されています。とんだとばっちり…。
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■数日後に父親が死亡
なんでも、披露宴に参加した親族のうち毎日会社に出勤しなければいけない人物がいたことから、家族の他にも多数の人間に感染させている疑いがありそちらは引き続き調査中だということもわかりました。
そして5月16日には新郎の父が急逝したことが伝えられており、現地の住民を震え上がらせています。
新郎一家は父の逝去を「新型コロナではない」と主張していますが、盛大な披露宴を行ったことから今後の風評被害は免れないでしょう。新郎新婦も幸せだったはずの結婚が、こんな形で批判されることになるリスクを考えることは出来なかったのでしょうか…。
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(文/fumumu編集部・AKO)