新型コロナウイルス感染の収束が報道される中国にて、「アフターコロナ」故の事故が多発しています。
被害に遭った高校生の両親は「全てマスクのせい」と語っていますが、その真相は一体どのような物なのでしょうか。
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■ランニング中に死亡の真相とは
現在、新型コロナの蔓延が収束しているとして、長らく休校状態だった学校も徐々に再開している中国。しかし、4月の時点で二人の中学生が「マスクをしながらランニングを行った」ことにより死亡している」と、現地メディアが報道しました。
最初の事故が起こったのは4月24日。河南省の中学生・李さん(仮名)は体育の授業中、ランニングに励んでいたそう。当初は元気に走り回っていた李さんでしたが、突然コンクリートの地面に全身を打ち付ける状態で倒れてしまいます。
学校側は急いで救急車を呼びましたが、李さんはそのまま帰らぬ人となりました。
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■朝は元気だったのに…
朝は正常な状態で家を出たというのに、突然亡くなってしまった現実を受け入れられなかった両親は、その後学校が提供した監視カメラ映像を確認。すると、李さんがマスクを着用しながら走っていたことに気づきます。
新型コロナが収束しつつあるとはいえ、まだ油断ならないと警戒を続ける中国ではソーシャルディスタンスの厳守やマスクの着用が義務付けられています。故にマスクを外さずにランニングを行ってしまった李さんは呼吸困難で亡くなってしまったのではないかと憶測されました。
両親は学校側の監督ミスとして37万人民元の賠償金で和解を承諾しているとのことです。
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