保育園も休園して… 「子供を守りたい」ママたちの悲痛な叫び
ただ、大切な家族を守りたいだけなのに…。保育園の休園を願うママたちの声を聞きました。
緊急事態宣言を受けても、休園しない、休園したくてもできない保育園は少なくありません。しかし、登園自粛に苦しんでいるママたちもたくさんいます。
fumumu取材班が、詳しい話を聞きました。
①休園しなければ仕事を休めない
「自治体から保育園の登園自粛要請が出ているのですが、保育園が休園しない以上、休みを貰うことができません。職場は、『子どもの預け先がなくなったわけでもないのに、仕事を休むなんて言語道断』という雰囲気で…。
『休めなくてごめんね』と、子供に謝りながら仕事に行く毎日。もう、心身ともに限界です」(20代・女性)
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②給食費を返還してもらえない
「登園自粛要請が出ている中、自治体の方では保育料の軽減措置を行うようですが、保育園が窓口となっている給食費は返還してもらえず、困っています。
保育園は、『休園していないから』『登園自粛に強制力はない』と、あくまで個人の責任にする様子。
私の場合、無休を条件に仕事を休ませてもらっているので…収入がないのに給食費などの支払いが続くのはキツくて。コロナに感染しなくても、お金がなくなって死にそうです」(20代・女性)
③臨時休校等対応助成金を断られた
「自治体からの保育園登園自粛要請を受け、職場に臨時休校等対応助成金の申請をお願いしました。厚生労働省に確認したところ、保育園が休園していなかったとしても、自治体からの登園自粛要請をもって支給対象になることを確認できたので。
ところが、『コロナのせいでうちのお店も大変なの』『先払いするほどの余裕はないし、休まれても困るから』と、申請を断られました。
しかも、『お金に困っているようには見えないけど』『助成金制度の対象になるのをいいことに、働かずにお金だけ貰おうとしているんじゃないの?』と嫌味まで言われて…。
子供の命を危険に晒してまで、働くことなんてできません。命さえあれば、何度でもやり直せるはず。私は、仕事を辞めることに決めました」(30代・女性)
子どもや自分、家族や周囲の人たちの命を守るために、ママたちが大きな決断を迫られることになるのかもしれません。
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(文/fumumu編集部・志都)