千秋、壊されていく古民家に抱く想い 「素晴らしい文化」「もったいない」
千秋さんが、古い建物に感動し、少なくなっていく現状を嘆いています。
タレントの千秋さんが、江戸時代に整備された街道のひとつと言われている唐津街道の宿場町「古材の森」(福岡県・糸島市)を訪れ、素敵な古い建物に感動。
なくなっていく古民家に寂しい思いを抱えていることを明かしました。
■「古材の森」のお屋敷へ
23日に自身のインスタグラムを更新した千秋さん。2020年1月5日にオープンした「古材の森」に訪れたことを報告しました。
“食を通して文化を伝える”“建物を通して文化を伝える”ということを大切にしているため、当時の立派な建物を、なるべくそのまま生かしたレストランカフェのようです。
明治34年(1901年)に建てられたお屋敷で、約120年前の梁、柱、門、お庭、家具、漆塗りの吹き抜け回廊、など、見たことないくらい立派な建物だったことを明かしました。
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■「残していかないと…」
こうした素晴らしい建築物を見て、「日本は歴史が長くて本当に素晴らしい文化があるんだ、と一目見てわかるこういう建造物は、大切に大切に残していかないといけないと強く思います」と感想をこぼしました。
しかし、残していく上では、現在の建築法などの法律、昔の建築技術を持った人がいないことの課題など様々な問題があります。たとえ、重要文化財になったらなったで国や県や市の許可がないと何も動かせなかったり、維持していくためのお金の問題なども発生するため、“大切に残していく”ということは、なかなか厳しそうです…。
欧米では、建物は古ければ古いほど価値が上がる場合が多いようですが、日本は古いほど価値が下がる仕組みであるため、千秋さんは「古いお家はどんどん壊して、”今の建築法に合った”新しいお家を建てる方が都合がいいひとが多いからかもしれません」と論じました。
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■「未来にも残すこと…」
千秋さんは建築について専門知識があるわけではないため、具体的な維持の困難さなどは分からないものの、「先人の知恵と技術のおかげでこうやって100年以上壊れてないことが証なのに」と諦めきれない様子。
「日本中にある大昔の建物を、ちゃんと安全に使えるようにしながら未来にも残すこと、法律やシステムを考え直して、発想の転換と勇気で、出来るような気がするんですけど、これはただの素人考えなのでしょうか」「ただ壊していくのはもったいない!」と投げかけています。
古民家はほぼ土地の値段だけになっていることも多いですよね。ですが、素敵な建造物をずっと残していく術があれば、とても素敵なことですよね。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)