モヤモヤしながら気づかない人も…トランスジェンダーの特徴3つ
トランスジェンダーが自分の心の性に気づくのには、時間がかかることもあるそうです。
トランスジェンダーは生物学的な性と、心の性とが一致しない人を指しています。そのため、すぐ自認するマイノリティのようにも思えますが、実はそうではないそうなのです。
そこで、fumumu取材班は、トランスジェンダーにありがちな考え方・特徴を聞いてみました。
①女性・男性のくくりに強い反発心
「自分がトランスを自認したのは中学生くらいの頃でした。当時、自分の周りの環境は、女性は髪が長くあるべき、スカートを履くべき、慎ましやかに過ごし暴れまわるようなことをしてはいけないなど、かなり偏った考えがありました。今だと、ちょっと非難されたりもする考え方ですよね(笑)。
ですが、女性はこう、男性はこう、というのは完全に払拭されていないように思います。それに対して、強く『なんで?』と思い、強引に従わないで自分の思うように過ごしてしまうなど、強い反発心がある人は、トランスジェンダーの可能性があると思います」(30代・男性を自認)
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②なんとなくトイレに行きにくい
「女性だと『トイレに行くのをみられるのが恥ずかしい…』とか多感な時期に思う人もいるかもしれない…とは思うのですが。なんとなく自分は公共のトイレに行きにくいと感じていました。女性が感じるであろう恥ずかしさと多分違うのは、“多目的トイレ”ならいいかなと思っていたこと。
当時、“多目的トイレに入りたい”と特に思っていたわけではないのですが、無意識に好んで使っていました。ふと冷静になって、“車椅子の方とかが使うのに、自分はなぜ女性トイレではなく、数の少ないこっちを使ってしまうんだ?”と思ったときに、トランスジェンダーであることに気がつきました」(20代・男性を自認)
③かっこいい女性を求められて…
「レズビアンの中にも、男性っぽい格好をする“ボイ”の人はいるのですが、心の例が男性のトランスジェンダーも、そういう雰囲気が出ると思います。自分はスポーツが得意で、ベリーショートで男っぽい格好を好んでいたので、『かっこいい』って言われることが多かったんです。
それに爽快感があって、さらに男らしさに磨きがかかりました。『かわいい』よりも、『かっこいい』と言われることに喜びを感じるのであれば、自分の性と向き合ってみてもいいかもしれません」(20代・女性)
“男っぽい女性”“女らしい男性”というような言い方があるために、トランスジェンダーの人も自分の心の性に気づかないことがあるのかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)