よく言われるけれど傷つく…ゲイによくある3つの誤解

ゲイセクシャルが受けている誤解というものがあるそうです。詳しく伺ってみました。

落ち込む男性
(bee32/iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

男性が男性にのみ恋愛感情を持つことをゲイセクシャルと言いますが、彼らは世間から誤解されやすいそうです。当事者によくある誤解を聞いてみました。



①特殊な教育を受けたわけじゃない

「率直に言って意味不明なんですけれど、ゲイセクシャルだって知ると、僕のバックグラウンドを聞こうとする人がいるんですね。主に教育面で…。どうやら、何か特殊な教育というか、複雑な家庭の元教育を受けたのではないかとか、女の子に関してトラウマを覚えるような猛烈な経験をしているのではないかとか、そう思って聞く人が多いみたいです。


でも、僕は普通の幼稚園に行って、普通の小中学校に行って、普通に高校や大学を受験して、今も普通の企業に勤めていますし。だから、自分が異常者扱いされているみたいで、とても嫌です。最近は、自己防衛だと思いますけれど、ゲイセクシャルに関する話をするときは、『普通の教育を受けているんですけれど』って変な前置きをしてしまいます」(20代・男性)



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②昔から男性が好きではなかった人もいる

「僕は、小学校1年生のときが初恋です。活発でかわいらしい女の子がめちゃくちゃ好きで、ちょっと意地悪をしてしまったりしました。次に好きに人を好きになったのは、小学3年生。活発な女の子で、ボーイッシュな印象がありました。


小4のときには、複数人の女の子を好きになったりも…。こんな感じで、今はゲイセクシャルを自認しているけれど、昔は女の子ばかり好きになっていました。


しかし、そのあとは男ばかりを好きになりましたね。男性を好きになったのは、精通した頃だったので、性的な好みとかが、ゲイセクシャルにさせたのかもしれません」(20代・男性)



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③女性が嫌いなわけではない

「なんか、ゲイセクシャルっていうと『女嫌い』みたいなレッテルを貼られやすいですよね。もちろん、中にはそういう人もいると思いますが、僕はむしろ、友達は女の子の方が圧倒的に多いです。


ゲイセクシャルというのは、決して女の子が嫌いなわけではなく、あくまでも恋愛対象や性的対象が男に限定されているだけですよ」(20代・男性)


変な風に教え込まれたんじゃ…と考えて、教育事情を聞こうとするのかもしれませんが、とても失礼なことですよね。知らず知らず傷つけていないか、注意したいところです。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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