仕事の依頼を断れずに、いつも自分ばかり損な役回りをしていませんか? 相手からのお願いを断るには、ちょっとした意識が必要なようです。
fumumu取材班が、仕事を安請け合いしないためのコツを聞いてきました。
①相手の要望を正しく理解
「まずは、相手の要望を正しく理解することが大切だと思います。お願いを断ることだけに集中して話を真剣に聞かないと、それが原因で怒らせてしまいそうですよね。
相手がなにを求めているのかをしっかり聞いて、具体的なニーズを把握してあげるだけで、相手の気持ちが満たされる場合もあるから。聞いたうえで、自分の状況や他の仕事との兼ね合いを説明して、断ることが大切だと思います。
『最初から相手にされていない』と思ったら、自分も嫌じゃないですか。『自分の話をちゃんと聞いて、共感してくれた』と相手が思ってくれたら、結果的に仕事を手伝えなくても、険悪な雰囲気にはならないと思います」(30代・女性)
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②「いつまでだったらできます」
「すぐに引き受けられない場合は、正直に『今すぐには対応できないですが、◯日まででいいならできます!』と伝えています。『今はこの仕事をしているので』と、受けられない理由もすべてオープンにするかな。
あなたのお願いを拒否しているわけではなくて、スケジュールの都合で無理なんです…と伝えたいから。相手からしても、人に頼りたいときに完全に拒否されたらつらいでしょ。
自分の仕事よりお願いされた仕事のほうが優先度が高いなら、上司に相談のうえでスケジュールを組み替えることもあります。予定さえ守れたら、私としてはどの仕事から着手してもOKですから」(20代・女性)
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③小規模のサポートにすり替え
「さりげなく、小規模のサポートにすり替えるのがおすすめです! 相手のお願いをすべて聞くんじゃなくて、一部だけ対応するんです。
『全体は難しいですが、この部分なら対応できそうです』って。相手に協力の姿勢を示しつつ、自分の負担を軽減することができますよ。相手からしても、全面的に断られるよりは、小さなサポートがあったほうがうれしいと思います。
なし崩し的にすべてを任されないようにだけ、注意したほうがいいですけどね。自分が受けた部分が終わったら、サクッと『なんとかここまではできたので、あとは自分の仕事に戻りますねー!』とその場を去るほうが安全です」(20代・女性)
自分のキャパシティを把握することは、無理なく働くために必要不可欠です。
相手のお願いの一部だけを受け入れることで、自分の時間や余裕を守ることができそうですよ。
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(文/fumumu編集部・nana)