『Destiny』7話 犯人最有力の人物を視聴者が”疑わない”ある理由
確かな証拠があるのになぜ? SNSで聞かれた犯人ではないと思うわけに納得。
21日放送のドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)の7話「最後の逃避行」。
真樹(亀梨和也)が自宅に火をつけたのは自分だと言い張る中、事件当夜に現場付近にいた人物を映したドライブレコーダーの映像が見つかり…。
揺るぎない証拠が出てもなお、視聴者からは「この人は犯人ではない」といった声が多く聞かれました(ネタバレを含みます)。
■またあの夜空を見に
ある日、奏(石原さとみ)は留置所で吐血し緊急入院していた真樹のお見舞いに訪れます。弱りきった真樹に2人で逃げようと誘われましたが、その時はうまくかわした奏。
ところが、翌朝こっそり病院を抜け出した真樹が高速バスの出発を待っていると、後から奏が乗り込んでくるのでした。そのまま2人は長野に向かい、12年前の星空を見に思い出の高台へ…。
その裏では当然、放火殺人事件の容疑者である真樹が勝手にいなくなったことで大変な混乱が起きていました。捨て身の逃避行かと思われたのものの、実際には奏は逃げるつもりなどなく”本当に真樹が放火したのか””自分が放火したと真樹が言い張るのはなぜか”を確かめに来たのでした。
また星を見たいという真樹の願いが叶った次の朝、奏が真樹を確保したということにして騒ぎは収束。
関連記事:新田真剣佑VS松山ケンイチ、勝利の女神はどちらに微笑む?
■ドラレコに映った男
長野で過ごした時間の中で、やはり真樹は犯人ではないと確信した奏。確実な証拠を見つけるべく、事件直後に野木邸の周辺で目撃された男について調査を続けていました。すると、火元のガレージ近くにクリーニング店の配送車が停まっていたことに気付きます。ドライブレコーダーに何か映っているかもしれないと確認すると、思いがけない人物の姿が…。その人物とは、親友の1人・祐希(矢本悠馬)だったのです。
奏は本人に確かめるべく、祐希と知美(宮澤エマ)の夫婦が暮らす家へ出向きます。レコーダーの祐希の写真を手に「あの家の前の道で何をしてた?」と尋ねると、「真樹はかばったんだ、俺を」と答えます。
関連記事:広瀬すず、天海祐希からの忘れられない一言明かす 「ハッとさせられた」
■視聴者が祐希を疑わない理由
決定的とも言える証拠があがったにも関わらず、祐希は放火犯ではないと見ている視聴者がほとんどのよう。
SNSでは、「祐希と真樹がバッタリ会った野木邸で祐希が慌てながらも”違う”って言ってた」「やはりどう考えても祐希が放火したとは思えない…理由が見当たらないもん。放火したことを隠し通せる性格じゃないと思う。放火現場を見たのでは?」といった、これまでの明るくおおらかな祐希のキャラクターを信じているという意見が多くあがっていました。
あるいは、「ユウキは真樹が自分を庇ってるって知ってるのに、黙って悠長に就活してたのは何でなの」「野木家に放火しておいて野木先生から紹介してもらった職場に何食わぬ顔で行くとかサイコパスすぎるから、祐希が犯人じゃなければいいなぁ」など、犯人だった場合これまでの言動の辻褄が合わないため疑わないとの声も。
また、「出火時刻のドラレコに祐希しか写ってないなら野木パパ本人が火を付けた可能性もあるよね。自宅なら防犯カメラの死角を知ってても不思議じゃないし」という、被害者が真犯人の可能性を指摘する視聴者もいました。
深まる謎に我々視聴者は今回も惑わされっぱなしでしたが、いよいよ次週からは最終章に突入! 大怪我をして搬送されていた初回の真樹や怪しい動きをする議員秘書など、このあたりで一度整理して考察し直す必要があるかもしれませんね。
次回8話は、5/28(火)21:00〜放送です!
・合わせて読みたい→広瀬すず、天海祐希からの忘れられない一言明かす 「ハッとさせられた」
(文/fumumu編集部・福野 エリカ)