橋下徹、上川外相の発言撤回で長谷川ミラと見解相違 「時代が違うのか…」

上川大臣が当選を出産に例えたことに対して、橋下徹さんは「子供を産めという意図ではなく当選者を出させてほしい…」と意図を説明し理解を示す。

橋下徹

20日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、上川陽子外務大臣の発言が波紋を呼んでいる件について報道。

上川大臣が静岡県知事選の応援演説で「この方を私たち女性が(選挙で)うまずして、何が女性でしょうか」と発言して物議を醸した件で、弁護士の橋下徹さんが私見をのべ、コメンテーターの長谷川ミラさんとの意見の相違が浮き彫りになりました。



■「うまずして何が女性」という例えが物議

物議を醸しているのは18日、女性支持者らが集まった静岡県知事選応援演説で、上川外相が知事選候補者らの応援のために呼びかけた発言。

上川外相は、「(候補者に出馬を)ようやく決断をしていただきました。大きな、大きな命を預かる仕事であります。その意味でいま、一歩を踏み出していただいたこの方(推薦候補者)を私たち女性が『うまずして何が女性でしょうか』」と発言。

候補者を当選させるという意図の発言であることが読み取れますが、女性の出産を想起させると問題視されていました。



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■真意とは違ったと釈明して撤回

さらに上川外相は、「私も初陣の時に本当に皆さんに『うみの苦しみもあるんだけど是非うんでくださいね』と最後の演説で申し上げたんですが。いつも彼(候補者)のことを思うとその場面がパーッと頭によぎってくるんです。うみの苦しみは、今日は男性もいらっしゃいますが本当にすごい」静岡県から議員が誕生することを「うみの苦しみ」に例えていました。

上川外相は後に、女性パワーで未来を変えるという意図だったと説明しつつ「私の真意とは違う形で受け止められる可能性があるというご指摘を真摯に受け止めさせて頂き、このたび撤回をさせていただきたいと思います」と、発言を撤回しています。



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■子供を産めという意図ではないと擁護も

世間では「子供を生んでいない人への配慮に欠ける」という意見がある一方で、「一部分の切り取りだ」とする声もあがっているもよう。

橋下さんは「選挙期間中だから撤回したんでしょう。火消しを早くしなければいけない」と撤回に理解を示しながら、自身は「許容できる」と思っているとコメント。

支持者向けへの発言ということも鑑みて、「子供を産めという意図ではなく当選者を出させてほしい」という意図であることを強調していました。



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■橋下「時代なのかな」と発言

それに対し長谷川さんは、「言いたいことはもちろん一部の切り抜きっていうのは、ものすごく理解できるんですけれどもそれにしても時代に合っていない発言というか」と、ジェンダーを例えに出すという言葉のチョイスに言及。

メディアを通して伝えられることを前提として、「正直ですよ、こういう世代の方がまだ上にいらっしゃるから、もしかすると変わってないのかな、なんて思ってしまうのは現代世代の1つの意見かなと思います」と分析しています。

橋下さんは「接戦なんでね、鼓舞する範囲としては僕はいいかなと思うんですが、時代なのかな」と世代間ギャップを考察しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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