『名探偵コナン 黒鉄の魚影』灰原哀の“あのセリフ”は原作者の提案だったと話題

昨年公開し大ヒットを記録した『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』。原作者の青山剛昌先生が変更を提案したセリフとは…。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)
(画像は劇場版名探偵コナン【公式】ツイッターより)

19日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、昨年公開され、シリーズ初の興行収入100億円超えを記録したシリーズ26作目『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を本編ノーカットで初放送。

同番組の公式X(旧・ツイッター)が、原作者の青山剛昌先生によるセリフ変更シーンについて明かし、注目を集めています。

本記事にはネタバレが含まれます。

【公式が解説】青山剛昌先生によるセリフ変更シーン


■灰原哀にかつてない危機

物語のキーパーソンは、主人公・江戸川コナン(工藤新一)の同級生、灰原哀(宮野志保)。元黒ずくめの組織の科学者で、シェリーというコードネームが付けられています。小さくなった原因の薬「APTX4869」の開発者でもあり、現在は自身もそれによって幼児化。

同作品では、ユーロポールが開発した“顔認証システム”によって、黒ずくめの組織に灰原がシェリーであることがバレてしまい…。連れ去られてしまった灰原を救うため、コナンが組織に立ち向かいます。


関連記事:名探偵コナン『天国へのカウントダウン』絶体絶命の瞬間コナンが放った「言葉」に反響

■原作者がセリフの変更を提案

同アカウントは、世界中の人を“顔認証システム”で追跡できるインターポールの施設「パシフィック・ブイ」の医務室の場面で灰原がコナンに放った、「待たせるの好きよねぇ…新一くん…」というセリフが青山先生の提案であることを紹介。

元々のセリフは「何言ってんのよ! そうやってすぐ置いてくくせに」だったそうですが、青山先生は「これは灰原が蘭ちゃんの気持ちになって言ったセリフで、そのままだとちょっとイヤな感じがしたので灰原ならこっちのほうが良いかなと思ったんです」と語り、変更に至ったことを明かしました。


関連記事:『名探偵コナン』灰原哀と同じように… 約10人に1人が「あるもの」を消せずに保存

■「さすがすぎる」「すごくしっくりくる」と話題に

この情報にSNS上では「あの神セリフ、青山先生案だったのか、さすがすぎる」「やっぱ青山先生最高だわ 一生付いていきます」「当たり前だけど哀ちゃんへの解像度高すぎるな先生」といった反響が。

ほかには「この台詞が1番好きだった。あれ、いつもは『工藤くん』呼びなのにって」「すごい。全然ニュアンス変わってくる」「確かにすごくしっくりくる。灰原さんは大人の女性だもんね」「『新一くん』て言ったことで、哀ちゃんが初めて新一に置いてかれる蘭ちゃんの気持ちに共感したんだって分かって、めっちゃよかった。青山先生の提案と聞いて納得」という声も寄せられています。

続きを読む ■セリフが変更されたシーン

名探偵コナン 黒鉄の魚影 (小学館ジュニア文庫)