野口健「エベレストは登っちゃいけない」と感じた“雪崩で見た光景” 死を覚悟も…

エベレストで巨大雪崩に襲われた野口さん。死を覚悟するなか、見た“光景”とは…。

『これ余談なんですけど…』
(画像は『これ余談なんですけど…』より)

10日、お笑いコンビ・かまいたち(山内健司・濱家隆一)がMCを務める『これ余談なんですけど…』(ABCテレビ・ABEMA)に、登山家の野口健さんが出演。

エベレストで雪崩に襲われた当時のエピソードを語り、スタジオが驚く一幕がありました。


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■エベレストにて巨大雪崩に襲われ…

「死にかけた経験」として、世界最高峰の山・エベレストにて“巨大雪崩”に遭遇したエピソードを語る野口さん。突然来る雪崩は「150~200km/hくらい」の速さで、気付いたときは逃げることがほぼ不可能。

また、そのような瞬間では「人間って不思議と『あそこまで行けば逃げられる』って思ったほうが怖い」「生に対する執着心が芽生える」のに対し「もうムリだ…」と諦めがつくほうが怖くないといいます。


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■「1個1個表情に見えるんですよ」

襲い来る雪崩に「意外と最期はあっけないもんだな~」 「良かった、ここがエベレストで」と感じていた野口さん。当時は死を覚悟し、一緒に登っていたメンバー5人で腕を組み、さよならの合図を目配せで交わしていたそう。

しかし、そんな状況下においても「自分を殺す雪崩を見たい」と思った野口さんは「したから巻き上がっている雪の固まり」に目をこらしたところ「1個1個表情に見えるんですよ」。

『これ余談なんですけど…』
@ABEMA

「怒ってるな~って思って。エベレストは登っちゃいけないんだなって思いましたね」と山の怒りを感じたと話しました。


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■雪崩の怖さ「飛ばされるか、体がちぎれる」

雪崩に見た“怒りの表情”に、野口さんは「山っていうのは登るものじゃなくて、したから眺めるものなんだなって。ま、余談ですけどね」と番組恒例の台詞で語り、臨場感溢れる話からの一転にスタジオは爆笑。

しかし雪崩の危険性について「飛ばされるか、体がちぎれる」 「氷河が崩れて雪崩が起きると、このテーブルくらいの氷の塊が大量にあって。雪だけとは限らない」とも話し、山内さんは「うわうわ…めっちゃ怖い」と戦慄。

『これ余談なんですけど…』
@ABEMA

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■5人全員が生還、その理由は…

重い雪崩に襲われるも、当時の野口さんは「暗闇のなかに一点の光が見えた」 「そこで初めて『上だ!』って思って、そこに向かっていったら、スポッっと顔が上がった」とこれが生還の糸口に。

「ほっぺがパンパンなんですよね。雪が口のなかに入ってる」とまずは口に入った雪を指でかき出し「呼吸をするのが最初なんですよ」と、放送では“雪崩直後”の「うえ~!」と雪を吐き出している映像も流れます。

『これ余談なんですけど…』
@ABEMA

また5人全員が助かった理由については「巨大なクレバス(氷河の裂け目)と巨大なクレバスの中州みたいなところにいた」 「どーっと(雪崩が)向こうから来たときに、雪の重いやつが全部落ちたんですね」とこれが九死に一生を得たと説明しました。

『これ余談なんですけど…』
@ABEMA

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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