マッチングアプリで出来た彼とカレンダーも共有　うまくいっている中で感じる期待と不安、そして焦り…

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

2024/03/30 18:00

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！　女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

「それ、エビデンスとれてる？」が口癖でおなじみの私の彼・えびおくんは、どんなに話し合っても私とのお付き合いは不安だと言っていました。

「そんなにネガティブならもういいよ」と私は怒り、彼のことが初めてどうでもよくなりました。すると執着がとれたのか？　えびおくんは動き出したのです。帰りが深夜になっても「少しだけビデオ通話しない？」とマメに。それになんと「Googleカレンダーを共有しよう」と提案してくれたのです。

これで完全修復？　だといいのですが…。

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■尊重と誠実

逆に調子が狂います。急にエビ男からマメ男になるなんて。週1くらいしか来なかったLINEは週5くらいに。土日は必ず電話をしてくれるようになりました。私は、恋愛と結婚のことばかりでお笑いがかなり疎かになっていました。その精神状態で失敗した大事なオーディション。彼にはまだ話していませんでした。まさか「あなたに恋してから私、おもしろくなくなっちゃったの♡」なんて言えるわけがありません。

それに、失敗した話をしたら、いつもサボっているからだ！　と、いつものように厳しく注意される気がしていたからです。ですが、えびおくんと最近うまくいっているので、気持ちが穏やかになっていたのでしょうか、この失敗を少し話してみようと思いました。

すると「大丈夫だよ、まほちゃんならこれから成長しかないよ」成長？　もう40にもなるのに？　「いい経験になってるよ、これから毎日また目標決めてやっていけばいいんだよ、ラジオを配信するとか」と、優しいえびおくん。私のこれからの行動や目標の立て方を一緒に考えてくれたのです。それに…と、続けました。

「もし、まほちゃんが今は1人で集中したいというときは、俺は外で仕事するから」。なんと、一緒に暮らしている前提で、私の仕事の邪魔をしないようにすると。俺はサポートすると、そう言ってくれました。これはとても嬉しかったです。尊重されてる。そう感じました。

繋がっているGoogleカレンダーも、とっても幸せでした。これは彼の誠実さの証だと思ったし、何も不安になることはないよ、ということを伝えたいのかなと、大事にされている感覚がありました。

■膨れ上がる期待

私たちはうまくいってるとはいえ、結局えびおくんは激務なので、会えるのは月1になっていました。それでもいいと、自分を納得させていました。だって、会えばわかるのです。私たちはちゃんと、相思相愛だなと。やっぱり大好きだと思うと、彼に合わせるということ、エビデンスを気にした食事、部屋での動線、なぜかUNIQLOしか着ない彼の服を店員のように折りたたむこと、これらをちゃんと守り続けました。

というより、慣れてきました。あのだらしなかった自分が変わっていくのを感じていました。それに、仕事にも少しづつ集中できるようになってきて、オーディションに受かることも増えてきました。すると…期待がものすごく膨れ上がっていました。そう、結婚への期待です。もともとの約束は、年末に結婚。この時10月でした。期待と同時にやっぱり不安もよぎってきます。

■うまくいっても不安で焦り

私はまだ行っていました、占いの館に。20分2000円くらいなので、ちょっといいご飯を食べたと思えばいいと週1.2は通っていました。そんなにしょっちゅう視てもらっても、まだ何も運気変わってないだろという冷静な自分もいますし、占い師からは「結婚はもうすぐ」「あなたたちはツインレイ」そう言われるだけ。わかっているのですが、何か安心できる言葉が欲しい、失敗したくない、そんな感情で支配されてしまっていました。

目の前のしあわせを信じていたら、目の前の彼がいてくれることに感謝できたら、こんなことをする必要はなかったのに。私は、うまくいけばいくほど期待し焦る、うまくいかなければ不安になり焦る、結局、この時は何もやっても焦っていたんだと思います。しあわせは長くは続きませんでした。

ある日、繋げたGoogleスケジュールの彼の予定を見て、絶望が襲ったのです、やっぱり無理と…そして、満月の夜、ついにお別れとなります。あんなに別れたくなかったのに、私から言ってしまいました。なんで？　もう、なんとかならないのか…？　続く！