カズレーザー、中学生が“AI利用で誤回答”に私見 「教えかたを変えるしか…」

東京都内の私立中学校で、約半数の学生が理科の課題に対して生成AIを使った回答を記入し、同じ間違いをする事態に。

カズレーザー

8日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、東京都内の私立中学校で出された理科の課題に対し、半数近い生徒が生成AIの出した答えを書き写してしまった問題について取り上げ。

その結果「同じ誤回答」が多発する事態になったそうで、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんは「教育とAI」について持論を述べています。



■「ネット検索可」の宿題で誤回答続出

教育現場にも導入が進む人工知能の生成AIですが、ときには間違った回答を導き出すことも。都内の私立中学校で先月、「インターネットを使っていいので唾液アミラーゼの働きについて調べてきてください」という課題が出されました。

結果、200人以上いる生徒のおよそ半数が不正解だったとのことで、その誤回答は「唾液アミラーゼは食べ物に含まれるデンプンを分解し胃で消化されやすくする」というもの。

生徒たちが参考にしたのは生成AIを搭載したインターネットの検索結果で、課題を入力すると上記の回答がでてくるもようです。



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■ソースは食品メーカーの公式サイト

多くの生徒が、生成AIの回答を鵜呑みにしてそのまま書き写したという今回の課題。問題の生成AIが「回答の根拠」にしていたのは、大手食品メーカーの公式ホームページだったそうです。

課題を出した教師によると、でんぷんは基本的に胃では消化されないため「胃で消化されやすくする」という部分の表現は不正確とのこと。

指摘を受けた食品メーカーは「誤解を招く表現だった」として、記述を修正しています。



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■カズレーザー「教えかたが古くなっている」

課題を出した教師は、「今回の出来事は教科書などを使い『自分で調べる』ことの大切さを知る機会になった」と話しています。

カズレーザーさんは、「今までの教え方とか課題の出し方はもう、AIネイティブじゃない人たちが考えた課題の出し方だから、そもそも教え方が古くなっているんじゃないかな」と問題提起。

今回はたまたま発覚したものの、AIを使って回答して「気づかずに卒業しているケース」も多いのではないかと予想しています。



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■勉強したかどうか確認できる方法も

さらにカズさんは、「AIに聞いても分からないような、答え方とか教えかたをすればいいだけだと思うんですよ」と提案。

続けて、「別に宿題を出した後、その宿題をやってきたかどうかではなくて、宿題はどうでもいいから、その宿題に出したことを翌日に小テストなりその場で聞けば勉強したかどうか確認できるので、教え方を変えるしかないんじゃないかなと思います」と持論をのべていました。

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(文/fumumu編集部・星子

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