谷原章介、“会食恐怖症問題”で子育てを振り返る 「長男の頃はこっちも…」
人との食事やその場面を想像すると不安感に襲われ、身体症状が現れる「会食恐怖症」。原因は子供の頃の完食強要だった?
6日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、人前で食事をすることでストレスにより症状が出てしまう「会食恐怖症」について掘り下げ。
子供時代に、学校の給食などで食事を強要されたこともきっかけになることもあると紹介し、司会の谷原章介さんは自身の子育てと食育についても振り返りました。
■給食完食を強要されて体調不良に
同番組で取材した会食恐怖症に悩む20代の男性は、小学校時代に完食を強要されて昼休み以降も給食を食べ続けさせられたことがトラウマになっているそうです。
その結果、給食の時間に席につくこともできなくなり、保健室に連れて行かれるなど体調不良になってしまったとのこと。
現在でも目上の人との食事に尻込みしてしまうことがあり、食事を楽しむことができないと話します。
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■「吐き気」や「動悸」などの身体症状も
会食恐怖症の定義は「人との食事やその場面を想像すると不安感に襲われ身体症状が現れる」というもの。
その不安を避けようとすることによって、友人関係・恋愛・仕事などに支障がでる状態が半年以上続くとされています。
「会食」は大人数で食事をすることだけを指すわけでなく、2人で食事をして症状が出る人も。具体的には、「吐き気」や「食べ物が飲み込めない」、「動悸」、「ふるえ」、「顔面蒼白」などの症状がでやすいとのことです。
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■谷原「長男の頃は…」と回想
同番組によると、当事者に聞いた原因の中で最も多かった答えは「完食指導や周りからの強要」で、34.7%にものぼります。
谷原さんは、「僕も親としてね、子供6人いますけれども、長男の頃はこっちもがんばって『ちゃんとやらなきゃ』と思うんで、『きちんと食べなさい』と強く言ったこともあります」と回想。
続けて、「でも子供が大きくなって次の子次の子となっていくにつれ『ああいう言いかたはよくないな』と変えていきますよ。そういった意味では教えるほうの経験値がないということもあるのかもしれない…」と考察しています。
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■薬物療法や認知行動療法も
会食恐怖症の治療法としては、一般的には薬物療法や認知行動療法などの方法が推奨されているとのこと。
番組の取材で、部活の合宿で大量な食事を30分以内に食べろと言われた人の証言が飛び出すと、谷原さんは「ここまで強要するのはかわいそうだし、そりゃトラウマになるのは分かりますよ。ただ俺は全部食べちゃう人だから、食べられない人のつらさを本当に意味では分かってあげられないかもしれない」と、大食漢であることを告白しています。
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(文/fumumu編集部・星子)