谷原章介、松本人志裁判の影響力について考察 「性加害の事案に対して…」

『週刊文春』に性加害疑惑を報じられている松本人志さん側が同誌を訴えた訴状の中で「主張している内容」が明らかに。

谷原章介

21日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、『週刊文春』(文藝春秋)の記事を巡り損害賠償を求める裁判を起こしたダウンタウン・松本人志さんについて報道。

同誌に性加害疑惑を報じられている松本さんは、文藝春秋と編集長に対し5億5,000万円の慰謝料などを求めており、司会の谷原章介さんは類似の裁判に対する「影響力の大きさ」に言及しました。


■松本人志側は「客観的証拠」に言及

『週刊文春』を相手どった法廷闘争を宣言してから約1ヵ月半の間に、松本さんが訴状の中で主張している内容が同番組の取材で明らかになりました。

訴状の中で松本さん側は、「性的行為を共用したという客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて記事として掲載するという極めてずさんな取材活動に基づく記事だ」という主張をしているもようです。


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■「請求を拡張する可能性」も示唆

昨年末から『週刊文春』に松本さんに性的被害を受けたとする女性2人の証言を掲載されており、その後も同様の被害を受けた女性11人が同誌で証言しています。

松本さん側は「名誉を傷つけられた」として週刊誌などの媒体に謝罪広告を掲載するように要求するとともに、5億5,000万円の賠償を請求。

さらに、「名誉の回復が最重要課題であり、訴訟の展開次第では請求を拡張する可能性もある」という可能性も示唆しています。


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■性行為の有無が争点ではない?

弁護士の若狭勝さんは、「そもそもこの訴訟は2つの争点が考えられるのですが、『まったく性的行為はない』というのかあるいは『なにがしかの性的行為はあるけれども女性の意志には反していない、女性の同意に基づいて性的行為をした』のか。2つの土俵があるのですけれど」と解説。

続けて「私が訴状の内容を聞いたところによると、しかも私の判断ですけど」と前置きをしつつ、「やはりこっちの『なにがしかの性的行為はあるけれどもそれは女性の意志に反してということではない』んだ、それをいかにも強制的にしたという記事は名誉毀損だと、こっちの土俵で争おうとしているのかな」と、性行為の有無という観点について分析しています。


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■『週刊文春』側は「十分に自信」

谷原さんは、「ここのところ性加害の報道が多いですから、この裁判というのは、今後の性加害の事案に対して大きな影響力を与えそうですよね」と考察。

なお『週刊文春』側は松本さんの主張に対し、「これまでの報道内容には十分に自信を持っております。訴状の中身を精査し次号の週刊文春でこちらの主張をしっかりとお伝えします」という見解を示しており、双方の主張は対立しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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