あのちゃんが小学生に贈った「吐く授業」に反響  「大人の私が泣いた」

あのちゃんが、小学生に「吐く授業」をプレゼント。その内容に大きな反響が集まっています。

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28日放送の『あのちゃんのささやかな気持ちですが…』(フジテレビ系)では、アーティストのあのちゃんが、小学6年生に向けて授業を実施。

自分を信じられるようになるために大切なことをアドバイスしました。


■孤独だったあのちゃん

今回、あのちゃんが訪れたのは、東京・武蔵村山市にある武蔵村山市立第三小学校。 校長先生からの「卒業を控えた6年生のために、思い出作りに協力してほしい」との依頼を受け、あのちゃんは、自身の小6当時の経験を元に中学生になる生徒たちへ授業を授業をプレゼントすることに決めます。

小学生の頃は、偏食で給食が食べられず、皆が掃除の時間になっても1人居残りさせられたり、描いた絵を母親の前で破いたりしていたというあのちゃん。 クラスでは浮いた存在で、分かり合える友達もいなかったそう。

そんなあのちゃんが孤独を感じた時、考えるようにしていたのは「自分が友達」ということ。 「僕には僕という友達がいる」「あなたにはあなたがいる、君には君が守ってくれる」と思うようにしていたと言います。 大切なのは「自分を信じてあげる」こと。あのちゃんは、生徒たちに「自分がいるから大丈夫って思えるようになってほしい」と伝えます。


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■「吐いて下さい」「えっ…」

自分を信じてあげられるようになるためにはどうすればいいのか、あのちゃんは「ずっとやってたことがあります。それは…」と言いながら、黒板に大きく「吐」と書きます。 「辛い時やしんどい時は、吐いて下さい」と言うあのちゃんに、一瞬「えっ…」戸惑う生徒たち。

あのちゃんは「吐」の意味について「吐くって、マイナスなイメージが強いと思うんだよね。ゲロを吐くだのなんだの。ただ、そうじゃなくて、心の中にある感情、負の感情も楽しい感情も全部含め、自分の中のものを吐いていく」と説明。

アーティストであるあのちゃんは、いろいろな感情を溜め込まずに、音楽というエンターテイメントとして表に吐き出していると言います。


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■「自分で決めて、自分の道を歩む人は本当に強い」

そして「スポーツが好きだったらスポーツを頑張って打ち込んだりとか、ゲームが好きな人はゲームに打ち込んだりとか、自分のモヤモヤとかを吐き出すことで、『僕ってこう思ってるんだ』とか、知ることができる」とアドバイス。 あのちゃんは、大人になるとさまざまな事情で自分で決められないことが本当に多いからこそ「自分で決めて、自分の道を歩む人は本当に強い」と力強く言います。

自分で決定していくためには「吐き出して自分を知っていく」ことが大事というあのちゃん。 ここで、生徒たちに日頃から心に溜め込んでいることを紙に書いてもらいます。 負の感情だけでなく、願い事など何でもいいので紙に書いてもらい、それを紙飛行機に折って校庭に飛ばし、吐き出します。

あのちゃんも、生徒たちが紙飛行機を飛ばすのをお手伝い。 日頃のモヤモヤを校庭に吐き出した生徒たちは「楽しかったー!」と大喜びしていました。


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■「大人の私が泣いた」

最後に、あのちゃんは「これから何か立ち止まってしまう時とか、楽しかった時とか、思いっ切り、紙飛行機じゃなくても何でもいいので何か吐き出してって下さい」とアドバイスして、授業の締め括りとしました。

放送終了後、ネット上では「すごいいい授業で大人の私が泣いた」「いい授業やな。紙に書き出すのは本当いい。そういう対処療法あるからね」「あのちゃん先生の吐く授業、泣きながら見てた、めっちゃいい授業、優しい先生だった」との声が上がっています。

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(文/fumumu編集部・大島 あひる

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