“裁判に注力”する松本人志に、元文春記者「白黒つけたいなら記者会見」 その理由は…

ネット上で見られる「裁判で白黒つければいい」などの声に元文春記者は「事実認定をするための裁判ではない」と指摘。

松本人志

元週刊文春の記者・赤石晋一郎さんと甚野博則さんが様々なニュースを掘り下げていくYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』が10日、生配信を実施。

ダウンタウン・松本人志さんが「裁判に注力」するため、活動休止を発表したことに言及。世間の一部で言われている「裁判で白黒つければいい」との言葉に持論を展開しました。

【動画】ネット上で見られる「裁判で白黒つければいい」などの声に元文春記者は「難しい」と、その理由を説明


■「裁判で白黒つけるなんて難しい」

性加害疑惑が報じられている松本さんは「裁判に注力」と意思を表明し、ネット上でも「裁判で白黒つければいい」「裁判で真実を明らかに」などの声もあがっています。

これに甚野さんは、今回の裁判は、基本的には名誉毀損裁判であり事実認定をするための裁判ではないと説明し「事実かどうかを争うわけじゃないから、裁判で白黒つけるなんていうのは難しいと思う」「事実であっても名誉損は成立するわけだから」とコメントしました。


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■賠償金を払った=負けた ではない?

これまで多くの裁判を経験している甚野さんですが、「記事のほとんどのことは認められたけど、ほんのちょっとの部分の裏取りが足りなかった。ここは負けだから100万円を取られたときに『文春が賠償金払ったから勝った』っていうのは、違うと思う」と持論を展開。

上記のような結果(一部敗訴)になった際、裁判の詳細を把握していない人のなかには「賠償金を払った」という言葉だけで、(文春側が)負けたと判断する人もいると指摘。

甚野さんは「たとえば、1億円で訴えられて200万円負けた、というとき、これが裁判に勝ったか負けたか、どう捉えるのかは人それぞれ」と語りました。


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■「松ちゃんにとっては茨の道」

赤石さんも「民事裁判ですから。争点がどこになるかによって話が変わってくる」とコメント。

つづけて「例えば、松ちゃんが『たむけんタイム』みたいなことがあったのか、を争点にしてくる可能性もある。その証明は証言しかないけど『弱い』と言われる可能性もある。だから、裁判じゃ白黒つきにくい部分はだいぶある」と述べます。

また、「一審でどっちが勝っても、絶対にどちらかが控訴する。二審でもそう。そうすると、3年4年と時間が経っていく。松ちゃんにとっては茨の道」「白黒つけるなら記者会見なり、違う形があったほうがいい」と語りました。

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