意外と間違えやすい「確と」は何と読む? 時代劇に出てくるあのセリフ…
「確と」を正しく読むことはできますか? fumumu編集部で調査してみました。
音読みで「カク」、訓読みで「たし(か)」「 たし(かめる)」「かた(い)」「しっか(り)」などと読むことができる「確」。送りがなが「と」になった「確と」という場合には、なんと読むか分かりますか?
■「確と」って何と読む?
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「確と」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「はたと」と読むと答えた人が全体で8.6%。続いて、「わざと」と読むと思うと回答した人が8.2%でした。
ちなみに、「はたと」を漢字で書くと「礑と」となり、「急に状況が変化するようす」「急に物を打つさま」「鋭くにらみつけるようす」「胸にこたえたさま」という意味があります。
また、「わざと」を漢字で書くと「態と」となり、「意図的に何かをするさま」という意味です。
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■正しくは「しかと」
なお、「確と」の正しい読みかたは「しかと」。編集部の調査では全体で83.1%の人が正しい読みかたを回答しており、大多数の人が正解していました。
また、「確と」は「聢と」とも表します。
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■「確と」の意味
「確と」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)で調べてみると、以下のように記載されています。
①はっきりとしているさま。確実でまちがいのないさま。たしかに。
例:「夕方のことで確とは見えなかった」「確と相違ありません」
②かたく、しっかりと。また、十分に。完全に。しっかと。
例:「地盤を確と固める」「確と考えてみる」
③すきまなく。びっしりと。
例:「廻廊に確と並み居たり」『太平記・三』より
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■時代劇やアニメのセリフで登場することも
普段の生活では、あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、時代劇やアニメなどで「確と心得ました」「確とこの目で見た」といったセリフを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。これは「たしかに」という意味で使用されています。
もし、知らなかった場合は、これを機にぜひ覚えておきましょう!
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■執筆者プロフィール
丸井ねこ:お笑い好きな大阪出身のアラサー女性ライター。
おいしいものに目がなくグルメ記事をよく書いています。YouTubeでレシピ検索をするのが日課。趣味のカメラでご飯の写真を撮るのも好きです。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)