『ミヤネ屋』冒頭で松本人志を巡る報道に言及 文春側は「十分な裏付け」主張
松本人志さんを巡る報道に対し、吉本興業がコメントを発表。文春側は「裏付け取材も尽くしたもの」と反論。
27日放送の『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが2015年に複数の女性に性加害を行なったとする『週刊文春』(文芸春秋)の報道を取り上げ。
司会の宮根誠司さんは吉本興業と『週刊文春』双方のコメントを紹介し、事実確認の推移を見守る意向を示しています。
■小沢一敬側は「お話しすることはございません」
『週刊文春』は、松本さんが2015年、東京・六本木のグランド ハイアットの一室で開催した飲み会に参加し、女性と2人きりになった際に「俺の子供を産めや」など強引に関係を迫ったと伝えています。
さらに報道記事では、複数の女性が別々の時期に、お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬さん、放送作家らとの飲み会に参加し被害にあったと証言。
小沢さんの所属事務所は同番組の取材に、「私どもとしてはお話しすることはございません」というコメントを寄せています。
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■吉本興業は「当該事実は一切なく」と全否定
番組冒頭では、松本さんが所属する吉本興業のコメントを紹介。同事務所は「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と全否定。
続けて「当社としては、本件記事について、新幹線内で執拗に質問・撮影を継続するといった取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です」と、法的措置を視野にいれた強気の姿勢を見せています。
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■『週刊文春』は「裏付け取材も尽くしたもの」
『週刊文春』側は同番組の取材に対し、「記事は複数の証言に基づきさらに裏付け取材も尽くしたもので十分に自信を持っています」と主張しています。
それに対し弁護士の三輪記子さんは、一般論だと前置きをしながら「性的暴力の被害を受けた人というのは、被害を訴えることにすごく躊躇をしているんですね。そういう人がたくさんいます」「被害を訴えるというのはすごく難しいんです」と発言。
旧ジャニーズ事務所の問題なども例に出し「そういうことを見逃す社会であってはならない」とのべ、「事実自体はこれから時間をかけて分かっていくんだと思うんですね。でも会社としても事実無根で法的処置ということですけれども、社内の調査とかいうことはしっかりと尽くさなきゃいけないんじゃないかと、私は思います」と主張しています。
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■宮根「法定での争いになるかも」
宮根さんは「おそらく吉本興業は松本人志さんらから事情を聞いて、(本人が)『それはまったくない』ということなので、一般論としてそういう話になるんですけど、真実は分からないです」と考察。
続けて、「これはひょっとしたら法的措置ということなので、法定での争いになるかもしれません。真実は分かりません。我々は推移を見守っていくしかありません。松本人志さんら吉本興業はその集まりがあったことすら否定、全否定ということですね」と、現時点での情報をまとめていました。
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(文/fumumu編集部・星子)