約6割が気にする「厄年」の“本来の意味” もともとは「厄」ではなくて…
ネガティブなイメージが強い「厄年」ですが、もともとはこんな意味合いが…。
人によっては気にする「厄年」。ネガティブなイメージがありますが、本来はこんな意味があったようです。
【動画】かんちゃん住職〔Kankyo Tanikawa〕「『厄』について」
■厄年について聞いてみた
fumumu編集部が以前に、全国の10代~60代の男女800名を対象に「厄年を気にするか」意識調査を行なったところ、以下のような結果に。
《厄年を気にする?》
・気にする(17.6%)
・少し気にする(47.0%)
・まったく気にしない(35.4%)
「気にする・少し気にする」と回答した人は、全体で64.6%と約6割を占めました。
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■もともとは役割を担う「役年」だった
ネガティブなイメージが強い厄年ですが、YouTubeチャンネル『かんちゃん住職』による動画内での解説によると、「厄年というのは、『役割』の『役』という字があてられていました。つまり、厄年とは『役割』を担う年」でもあったと説明。
また数え年でいうと男性は42歳、女性は33歳になる人があたり、昔は神社やお寺の運営といった神事や仏事の重要な役割を担っていたとのこと。
かんちゃん住職いわく「たとえば役に当たる人が忙しすぎて、自分の体を壊したりとか…役を果たすうえで様々な困難に遭遇しては大変なので、役年には『身を慎まなければならない』と言われてきた」という背景があったそう。
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■厄払いは「人生リスタートの節目の行ない」
「『役割を担う年齢』という、ある意味では『誇らしい年回り』だった」“役”年。
かんちゃん住職は「病気や事故をはじめ、様々な災難が起こることが多いとされている『厄年』ですが、じつは『還暦』や『古希』などと同じように人生の大きな節目を迎えた年であり、ある意味では『喜ばしい年回り』とも言えます」と話します。
とはいえ「体力的に変化が訪れたり、家庭や社会的な環境も変化が訪れやすい時期」でもあるため、強制的ではないものの、厄払いをすることは“人生をリスタートする節目の行ない”として捉え、周囲への「感謝の気持ち」を持つことが重要と語りかけました。
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■意見様々「気にしない」「振り返る機会」
編集部が話を聞いた30代女性は「厄年は気にしていませんでしたが、親が頻繁に話題に出すので気にするようになりました。厄払いも行きます! 本厄の年だけですが…」とコメント。
インターネット上の声を確認してみると「『今年厄年だから…』っていうのは気にしない。なるときはなるし、ならないときはならない」といった声も。
「厄年とかとくに気にしないという人もいるし、科学的な根拠を気にする人もいるけど、個人的には節目だから自分を振り返る機会だと思う」など、さまざまな考えがあるようです。
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