『賀正』って本当は何と読む? じつは4人に1人が“読めなかった”経験あり…
年賀状で目にする「賀正」。長らく正しい読みかたが分からなかった人は、意外と少なくないようです。
年が明けて2024年となり、早速届いた年賀状を見て楽しんでいる人もいるはず。
年賀状で見かける「賀正」という言葉。じつは、正しい読みかたが分からず困った経験がある人は、少なくないようです。
■意外と分からなかった「賀正」の読みかた
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「賀正」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「『賀正』の読みかたが分からず、困った経験がある」と答えた人は6.6%、「困ったことはないものの、長年読みかたを知らなかった」人が18.4%いました。
これを合わせた「『賀正』の読みかたが分からなかった経験がある」人は25.0%で、4人に1人という割合に。
現在は読めるけれど、何気に最近になって正しい読みかたを知った…という人は、少なくないよう。
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■正しくは「がしょう」「がせい」
なお「賀正」の読みかたは「がしょう」若しくは「がせい」。
インターネット上の投稿を見ると、毎年お正月に目にしていたものの「賀正←読みかたわかんない」「人生17回目の正月を迎えて今更『賀正』の読みかたと意味理解したわ」「賀正の読みかた初めて知りました()」といった投稿がチラホラ。
なかには、「今まで『かせい』だと思い込んでいました」「ずっと、『がっしょう』と、思ってた笑」と、長らく誤った読みかたをしていたというユーザーも。
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■目上の人に対しては適さない賀詞
ちなみに「賀正」とは、正月を祝う賀詞のひとつ。このほかにも、「頌春(しょうしゅん)」「賀春(がしゅん)」「迎春(げいしゅん)」「慶春(けいしゅん)」…などがあります。
よく目にしますが、これらは目上の人に対して使うには、相応しくありません。
元々、賀詞は「謹賀新年(きんがしんねん)」「恭賀新春(きょうがしんしゅん)」など、相手への敬意を表す「謹む」や「恭しい」などが含まれた4文字からなり、こちらのほうが相手を敬う丁寧なあいさつになります。
同僚や後輩と同じように、上司や先輩に対しても「賀正」を使ってしまわないよう、要注意です…!
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■執筆者プロフィール
衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)