橋下徹、山梨遺体遺棄事件について考察 「日本の法医学はトップレベル…」
山梨県の山林で、一部が白骨化した18歳の女性の遺体が見つかった事件。元交際相手の31歳の男が隠蔽工作をしていた可能性も浮上。
4日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、山梨県の山林で女性の遺体が見つかった事件について報道。
コメンテーターの橋下徹さんは、女性の遺体が発見されるまでおよそ4ヵ月かかったことの「捜査への影響」について、弁護士としての観点から解説しています。
■被害者の元交際相手が遺体遺棄で逮捕
先月27日、山梨県の山林で一部が白骨化した女性の遺体が発見されました。報道によると、今年6月7日午後7時ごろから行方不明になっていた18歳の女性のものと判明し、これまでに2人の男が遺体遺棄の疑いで逮捕されています。
そのうちの1人、31歳の容疑者は、被害者の元交際相手。被害者の遺体を遺棄したことに関しては認める供述をしていますが、警視庁は被害者が死亡した経緯についても知っているとして捜査を進めています。
関連記事:杉村太蔵、札幌首切断事件の不可解さに言及 「親子で行くという感じでは…」
■車の血痕が被害者のDNAと一致
遺体を運んだとみられる車からは血痕が発見されており、被害者のものとDNAが一致したと発表されています。
報道によると、18歳の被害者と31歳の容疑者は4月に飲食店で出会い、交際に発展。しかし容疑者は既婚者で、被害者とは5月中旬には破局していたという証言もあるようです。
6月7日、被害者が仕事を終えて父親と夕食を作っている際に、スマホに何者かから着信が。直後に被害者は慌てた様子で外出し、その後に行方が分からなくなっています。
関連記事:宮根誠司、京アニ放火殺人事件初公判で疑問 「責任能力はあるんじゃ…」
■容疑者が隠蔽工作をしていた可能性
容疑者には、被害者が死亡したと思われる日時の後にも、被害者のスマホから親族や職場に連絡していた可能性も浮上。10月末くらいまで、「隠蔽工作」をしていたのではないかと疑われています。
こういった経緯で被害届提出が遅れたことにより、捜査開始まで4ヵ月経過したことで、「遺体損傷が進み死因が分かりにくくなる、防犯カメラのデータ消滅、物的証拠の発見が困難になる」などの影響が考えられるよう。
一方で橋下さんは、「一般の事件で遺体が4ヵ月以降に出てくるというのはよくあることですから。しかも遺体から死因を推測していくのは法医学というのですが、日本の法医学のレベルは世界でもトップレベルなんですよ」と解説しました。
関連記事:谷原章介、いじめで溺死に「度を超えている」 当初警察が自殺として処理
■橋下、捜査の進展に期待を寄せる
さらに、「まだ4ヵ月で完全白骨でない限りは死因はある程度明らかになると思います」「ただ、容疑者と遺体の関係性の物証が今の段階では明らかになっていないので…」と考察。
続けて「今は捜査機関がそこは一生懸命に捜査をしていると思うので、4ヵ月の空白期間、たしかに影響はあるのかもしれませんが、一般のその他の事案と比べてみてもきちんと真実が明らかになる可能性のほうが高いと思います」と、捜査の進展に期待を寄せていました。
・合わせて読みたい→宮根誠司、京アニ放火殺人事件初公判で疑問 「責任能力はあるんじゃ…」
(文/fumumu編集部・星子)