旅行の相性は恋愛の相性? マッチングアプリで出来た彼氏と初旅行も、頻出する喧嘩…

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■マッチングした日のこと

私たちは普通に、海を見たり海鮮食べたり温泉を満喫しました。部屋でまったりしているときに、ふと思いました。そういやこの人とはマッチングアプリで会ったんだよな、と。よく考えれば、まだまだ知らないことばかりだけど、こんなに好きになれたことは珍しいことなのかもしれない…。だって、マッチングアプリってやっぱりカジュアル目的も多かったり、私がそうしてたというのもありますが、ヤバいことが起こったりもしていたから、付き合えていることは奇跡なのかもしれない…。なんとなく、当時、マッチングした時のことを聞いてみました。

すると「無理だろうなと思ってた」。え、無理とは? 「たくさんの人に会ってるって言ってたし、俺は無理だろうなって。気になってたけど」「来なかったらそれまでかなって思ってた、あと、自分のことで忙しかったから」。つまり、彼はそこまで私みたいにマッチングアプリにのめり込んでいるわけではもちろんなかったし、彼女できないならそれでもよかったってことか。

「でも、連絡くれたから、よし、いこうと思った」。そっか、とことん受け身であることが判明しました。「それに」と、えびおくんは続けました。


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■カジュアルと真剣の違い

「なんか、あんまりそういうこともしたいと思わなかった」そういうことって、セックスだよね? たしかに、えびおくんは付き合うまでも、付き合った日も、手を出してはきませんでした。私、色気ないもんな…と、落ち込みそうになったこともあります。マッチングアプリのカジュアル男たちは、ほぼ全員すぐホテルに行こうと言ってたのに、男なんてみんな性欲の塊なんじゃないの? と。「手を出すとかは思えなかった」また言われたので、つい私は言ってしまいました「私、色気ないもんなぁ」と。

すると「そういうことじゃない」「この人は大切にしたいと思ったから、手を出さなかった」。そう真っ直ぐと伝えてくれたのです。…私は、やっぱりバカだなぁ。カジュアル目的の人たちは、大切じゃないからすぐホテルに誘う、付き合う気がないから適当なことを言う、そんなことわかるじゃないか。思っている以上に、私とちゃんと向き合ってくれていたってことだよね? 男だって人間で、好きになれば感情はあるよなぁと。この言葉、すっごく嬉しかったのです。私は旅行して良かったなぁと、心から感じていました。

次の日の朝も、温泉に入り、休憩室みたいなところで2人でくっついて寝ました。いつもなら例えばお台場の大江戸温泉などでそういうカップルを見ると、バカじゃないの? と死んだ目で見てたのに。バカップル丸出しです、しかももうアラフォーのおばさんなのに。いいんです。この恋愛でこの瞬間が1番幸せ、ピークだったかもしれません。


■また「成長」のため?!

幸せは徐々に過ぎ去るものなのでしょうか。くっついて寝ていたえびおくん、目を覚ますとなんだかソワソワしています。どうしたのか聞くと「すごい寝てしまった、時間がもったいない」と言い出しました。まさか…ウソだよね、だって今旅行中なんだから、ゆっくりしたっていいじゃん。まさか…。そのまさかでした、手元には何か持っていて…それは、電子書籍・Kindle。

本、読もうとしてる! またいつもの「ビジネス成功術」みたいな自己啓発本を読もうとしています。「ねぇ、旅行なんだからいいじゃん」と私。「いや、それでも読ませてほしい、読まないといけない」。急に、発作のように読書をしはじめました。やることがなくなった私は、彼の横で「北欧の雑貨」というオシャレ雑誌を読んで時間を潰しました。

なに、これ。旅行の日でも、成長、成長、ってか? 常になにかに追われているような彼。こんなのいつまで続くのだろうか。仮に新婚旅行に行ったとしても、南の島で「人は話し方が9割」とか読み出すのだろうか?


■電話の内容にダメ出し

帰りの車では、レンタカー返却時間に間に合わなそうで私たちは焦っていました。しかも閉店しそうな勢い。レンタカー屋さんに何とか待ってもらえないかと電話をすると、その電話の内容にダメ出しされました。もう少し上手く交渉しろと。いつも仕事相手のように私にダメ出ししてくる彼に、さすがに頭がきて、喧嘩。

険悪な空気のドライブ。レンタカー返却はなんとか間に合い仲直りもしましたが、この旅で細かいの入れたら10回以上は喧嘩をしました。ちょっと疲れました。やっぱり旅行の相性は男女の相性なのか? …でも、それでも、好きなんだよなぁ。

喜びと不安に振り回されるえびおくんとの恋愛。そんななか彼の過去を聞いてますます好きになってしまう私。そして、どんどん甘えていきます。また仕事をがんばりすぎる彼を見て自分の仕事も焦りを感じてきます。周りからは「彼、なんで入籍しないの?」とプレッシャーが。好きなだけでは上手くいかないのか? 続く!


■執筆者プロフィール

小出真保:太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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