災害級の猛暑となった今年 約4人に1人が「ある深刻な理由」で自宅を出ていた…
歴史的な猛暑となった2023年夏。長引く物価高とのダブルパンチで、深刻な状況に陥った人も。
災害級の暑さとなった2023年の夏。編集部が行なった調査でも、終わりの見えない猛暑のなか、少なくない人が“ある問題”を抱えていた状況が明らかに。
■歴史的、これまでで最も暑い夏に
2023年は、全国各地で最高気温が30℃を超える真夏日、35℃を超える猛暑日が連日観測され、歴史的な猛暑に。
日本気象協会によると、東京都心では7月6日~9月7日まで64日間真夏日が続き、これまで最長だった2004年の連続40日間の記録を大幅に更新。
また、今年6月~8月の全国の平均気温も平年より1.76℃高く、1898年の統計開始以来最高に。これまで最も高かった2010年の平年比+1.08℃を大きく上回ったことが、気象庁から発表されました。
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■エアコン代節約のため外出した人も
危険な暑さから命を守るため、エアコンの使用も呼びかけられましたが、一方で長引く物価高も家庭を直撃。
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で26.1%の人が「今年の夏、エアコンの電気代を節約するために、外出をした経験がある」と回答。
男女別に見ると、男性27.4%、女性は24.8%でした。
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■来年から「クーリングシェルター」開設も
こうした状況を受けて、熱中症のリスクを軽減するため市区町村が設けた公共の避暑施設を「クーリングシェルター」として指定することができる、「改正気候変動適応法」が、来年春にも施行される予定。
電気代の節約以前に自宅にエアコンがない、使用できない人なども避難できるようになります。
この改正法では、熱中症警戒アラートに加え、さらに危険が迫った場合に発表される「熱中症特別警戒情報」も新設。こちらが発表された際には、市区町村指定のクーリングシェルターの開放が義務付けられます。
危険な暑さとなった今年は、改正法の施行に先駆けて市役所や図書館、市民センターなどを避暑施設として開放した自治体があったことも報道されました。
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■執筆者プロフィール
衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)