『めざまし8』”当事者の会”の男性死亡で事務所を取材 谷原章介「深く人を傷つけます」
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた男性が死亡し遺書が残されていたという報道を受けて事務所がコメント。
17日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた男性が死亡したことを受けての事務所側の見解について報道。
同番組ではスマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)に独自取材も行い、司会の谷原章介さんは卑劣な誹謗中傷に苦言を呈しました。
■事務所は「何も返す言葉がございません」
スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)は、『めざまし8』の取材に対し「このようなことになり、何も返す言葉がございません」と回答したとのことです。
亡くなった男性は、本年5月にスマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)に電話で、在籍時の1995年にジャニー喜多川氏から性加害を受けたことを訴えていました。
代理人弁護士の報告書には、「事務所からはなんの応答もなく放置され、彼の焦燥感、悩みが深まることに。そして先月の13日、家族を残したまま、志半ばで自死するに至りました」と記されています。
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■「事務所から連絡はなかった」という証言
男性は先月13日、大阪府箕面市の山中で死亡しているのが見つかりました。近くには遺書のようなものがあったことから、自殺とみられています。
遺族側によると、今年5月スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)に性被害を電話で訴えていましたが、これに対し事務所側は「担当者が必ず折り返す」と返答を約束したそう。
しかし、それから5ヵ月以上、事務所から連絡はなかったもよう。男性は9月に再度告発するも、事務所からは応答がなく放置されたといいます。
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■連絡は第三者である救済委員会に委託
遺族側代理人は、「彼の心労は元々抱えてきた性被害心労とも相まっていっそう深刻なものになっていました」と証言。
こうした訴えを受けて、同番組はスマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)を取材し、「5月時点では被害者窓口機能が谷地上がっておらず、その後、再発防止チームの提言により被害にあわれた方へのご連絡は第三者である救済委員会にすべて委ねることになりました」という回答を受けています。
さらに同事務所側は、「救済委員会からは2回、心のケア窓口からは2回、御本人に折返しご連絡していると伺っております」とものべており、食い違いが出ています。
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■谷原章介「どうかやめてください」
男性はスマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)に対し、誹謗中傷などへの対策を求めていたといいます。しかし、事務所側は呼びかけるのみで具体的な措置を講じておらず、今後同事務所は「被害者や家族に対する誹謗中傷について法的な対応を検討する」と宣言しています。
谷原さんはコーナーの終盤で「誹謗中傷は深く人を傷つけます、どうかやめてください」と、切実なメッセージを発進しています。
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(文/fumumu編集部・星子)