谷原章介、宝塚会見のパワハラ否定に疑問 「当てられたとしたら暴行ですよね…」
宝塚歌劇団が上級生のパワーハラスメントを会見で否定したことを受け「上級生にヘアアイロンを額に押し付けられた」問題に言及。
15日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、今年9月に宙組に所属していた女性が死亡した問題で、宝塚歌劇団が会見を行なったことを報道。
遺族側の弁護士が訴えるパワーハラスメント行為について「確認ができなかった」と答弁したことに、司会の谷原章介さんや元衆議院議員の金子恵美さんは、疑問の声をあげました。
■上級生にヘアアイロンを押し当てられた?
宝塚側は俳優が「過重労働状態だった」ことは認めたものの、上級生によるパワハラやいじめについては確認できなかったとしています。
番組側は、急死した女性劇団員が上級生にヘアアイロンを額に押し付けられてやけどをしたという証言を取り上げ、谷原さんは「当てられたとしたら暴行ですよね。当たってしまったごめんなさいではなく、当てられたらね」と驚き。
宝塚側は「客観的な証拠はない」とのべていますが、番組では証拠として提出されたLINEも紹介。劇団の看護師は「やけどは見たが痕には残らない程度と思われた」と証言しており、団員のLINEには「皮膚が赤くなって3cmもめくれあがっている状態」と記されています。
怪我の程度には食い違いがあるものの、「ヘアアイロンでやけどをさせられた」事実が確認できます。
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■宙組の4人がヒアリングを拒否
証拠は提出されているにも関わらず、宝塚側は「証拠となるものをお見せいただけるようにお願いしたい」と発言しており、謝罪の言葉もなかったとのこと。
さらに故人が所属していた宙組の4人がヒアリングを拒否したことも判明しており、理由については「ご容赦ください」と言及を避けていました。
谷原さんは「証拠は出ているんですよね」と疑念の声をあげ、金子さんは「内容を聞いて、ひと1人の命が亡くなったことを重く受け止めているとは全然思えない」と苦言を呈しています。
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■金子恵美「やるせない気持ち…」
さらに金子さんは、「『加害者(A)がアドバイスをしてあげていた』と(宝塚側はのべているが)、遺族の方からすれば違和感しかないし、道理としておかしいし、どっちの立場に立っているの? と、すごく思うような内容なんですよね」と評価。
続けて、「遺族の方の気持ちを考えるとやるせない気持ちになりますね」「証拠が出ていないということですけど、ブランドを守らなきゃいけないのかもしれないですけれど、再調査を求めて新たな事実が出てきたら、これ以上ないブランドの傷つきになる、リスクマネジメントにもなっていない」と、強い言葉で指摘しました。
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■組織を守りたいという意図が見える?
谷原さんは「この会見はどちらかというと、組織を守る、劇団員や生徒を守る、組織を守りたいということを強く感じました」とコメント。
番組の独自取材によると、元劇団員のOGからが「情報を漏らすことはすごくダメなことと教育される。何か漏れた話があると『犯人は誰だ?』と先輩に呼び出されて聞かれる」とも証言も飛び出しており、調査の「公正さ」に疑問の声が集まっています。
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(文/fumumu編集部・星子)