宝塚歌劇団、ヘアアイロンでの火傷が“日常的” 信じられない状況に「もう観れない…」
宝塚歌劇団の劇団員の女性が急死した問題。劇団側の会見を受けて、「もう観に行けない」と悲痛な声をこぼすファンも。
宝塚歌劇団の劇団員の女性(25)が、今年9月に急死した問題で、14日に歌劇団が記者会見を実施。
外部の弁護士らによる調査チームの報告書の内容を公表するも、その内容に会見から一夜明けた現在も批判や疑問の声が相次いでいます。
■ハラスメントやいじめ「確認できなかった」
14日の会見で、劇団側は亡くなった女性に長時間労働を強いる環境があったことは認めた一方、上級生らによるパワハラやいじめのような問題は「確認できなかった」としました。
さらに、女性が所属していた宙(そら)組の4人が、調査チームによるヒアリングを拒否したことも、会見のなかで明らかに。
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■ヘアアイロンによる火傷「日常的にあること」
劇団内でのいじめ・パワハラ疑惑については、今年2月に一部週刊誌によって、上級生が亡くなった女性の前髪を作る際、高温のヘアアイロンを額に長く押しつけ、火傷を負わせたとする問題も報じられています。
この件について、同日の会見では女性が劇団内の診療所を受診した際、「看護師によると、痕には残らない程度のやけどと思われた」「ヘアアイロンでやけどをすることは、劇団内では日常的にあること」などといった調査報告が読み上げられました。
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■指摘殺到「どんな劇団やねん!」
会見の内容には様々な点に疑問や批判の声が上がるなか、この“ヘアアイロン事件”については、とくに多くの疑問の声が。
SNS上では「私も日々へアイロン使ってるけどそんなことないんだが? 日常茶飯事レベルでヘアアイロンを使ったいじめが行われてるってこと?」「それが日時茶飯事って、まずはヘアアイロンの使い方から指導したら? 本当にひどい会見だった」「ヘアアイロンの火傷はよくあることって、どんな劇団やねん!」「日常的にヘアアイロンを額に当てて火傷が日常的に発生する状況そのものが異常やんけ」と指摘する声が止みません。
■「もう観れない」ファンは悲痛
会見の模様は多くの同劇団ファンも見守っており、「少なくとも私はもうしばらくは宝塚観ません。というか観れない」「新人公演なんてもう観れないよ。影で睡眠時間だけでなく、精神衛生まで削って支えてる生徒達の犠牲に成り立っていたなんて」「劇団側の会見、宝塚好きって言うことが恥ずかしいことと感じるくらいにびっくりしました」という声も。
また劇団側の会見を受けて、同日に遺族側の代理人弁護士も会見を行い、「事実関係を再度検証し直すべきであると考える」とし、「上級生が被災者に対しヘアアイロンを当てやけどをさせたという事実を認定していない」と強調しています。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)