元タカラジェンヌが語る“劇団の実情” 「衣装に縫い針」「清く正しく美しくからは程遠い」

宝塚歌劇団の一連の報道を受け、『情報ライブミヤネ屋』が元タカラジェンヌに独自取材。明かされた劇団内の実情とは…。


■パワハラの実情「上級生の爆弾ノック」

パワハラについて、東さんは在籍当時に厳しい指導と称してパワハラ行為があったと明かします。

「名札が曲がっていただとか、挨拶を無視した、誰々の態度が悪かったなど反省文を作ったり、“お話し合い”の部屋でずっと話し合い」と異常な伝統があったと告白。

また、上級生が何度も部屋のドアを叩く、蹴るなど“爆弾ノック”と呼ばれる行為もあったといい、「(下級生が)廊下で謝り続けたことが朝まで続いていました」と振り返ります。



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■「清く正しく美しくからはほど遠い」

パワハラは上級生からだけでなく、「ある同期は体型が崩れたことを理由に、振付師から全員の前で“一歩前に出されて罵詈雑言の集中砲火”」。「同期が横でそう言われているのを聞いて…今思い出してもフラッシュバックのように本当に心が痛いです」と東さん。

「私は公演中の衣装に“縫い針”が入っていたことがある」と話す東さんですが、このようないじめ行為は誰もが経験するような「公然で語られていること」だそう。

「“清く正しく美しく”からは、ほど遠いような暴言や人格を否定するような言葉を劇団のなかで聞いてました」「上級生から下級生への圧倒的な力関係のなかで、暴言であったり寝かせないとか…お風呂に入らせないとか、本当に様々なハラスメントがある」と実情を明かします。

最後には「指導とか伝統とか愛があるっていう言葉に置き換えられると、『これは暴力なんだ』と認識できなくなってしまう」と真剣に訴えました。



■執筆者プロフィール

黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。

お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。

翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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