野田クリスタル、R−1・M−1優勝を後押しした麒麟川島の言葉を明かす 「すべてあのひと言」
マヂカルラブリー・野田クリスタルさんが、M−1やR−1で優勝できたのは、麒麟の川島明さんの一言がきっかけだと明かしました。
11日放送の『サバンナ高橋の、サウナの神様』(TOKYO MX)に、お笑いコンビ・マヂカルラブリーマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが出演。
お笑いコンビとしてどん底にいた頃、麒麟の川島明さんがくれた一言を明かしました。
■鳴かず飛ばずだったマヂラブ
2007年に村上さんとマヂカルラブリーを結成した野田さん。結成してすぐに漫才コンテスト『M−1グランプリ』の3回戦に進出を果たし順風満帆に思われたものの、その後は鳴かず飛ばずの時期が続いたと言います。
「賞レースに勝つ意外に活路はない」と考えた野田さんは、2015年頃から「絶対スベらないネタを作ろう」と、本気のネタ作りをするように。
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■キングオブコント7位でも仕事増えず
そのおかげもあってか、2017年のM−1では初めて決勝に進出を果たします。しかし、「助かった!」と喜んだのも束の間、結果は最下位。
「漫才はもう無理だな。コントしかない」と考え、翌年には『キングオブコント』に挑戦。見事決勝に進出します。 しかし、結果は7位。
野田さんいわく「7位って一番良くなくて。仕事が1個も増えないんですよ」と、決勝に進出しても一向に仕事につながることはなかったそう。 漫才もダメ、コントもダメとなり、当時の野田さんは「終わったな」と絶望していたと言います。
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■麒麟川島の一言にひらめいた野田
そんなある時、楽屋でお笑いコンビ・麒麟の川島明さんと一緒になった野田さん。すると、川島さんが「野田、お前最近ゲーム作ってへんの?」と声をかけてきたそう。
その瞬間、野田さんは「ゲームがあった!」とひらめいたと言います。じつは元々、趣味でゲームプログラミングをしていた野田さんですが、お笑いのこともあり、長年やめていたのだとか。
しかし、昔のことを川島さんが覚えていてくれたため、野田さんはゲームプログラミングが得意だったことを思い出します。そして「ゲームでR−1出よう!」と決意。
2020年、自作のゲームネタでピン芸人コンテスト『R−1グランプリ』に出場し、見事優勝を飾ります。さらに、同年のM−1もマヂカルラブリーとして優勝を果たし、野田さんは二冠を達成しました。
当時を振り返り、野田さんは「流れはすべてあの一言だったなと思いました」と川島さんに感謝します。
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■「売れてる人とか成功してる人って…」
また、MCのお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄さんから、今何をすればいいか分からない人たちへ向けてのアドバイスを求められると、野田さんは漫画『グラップラー刃牙』(板垣恵介、秋田書店)のキャラクター・範馬勇次郎のセリフ「競うな 持ち味をイカせッッ」を挙げます。
このセリフが「心の支えになっている」と語る野田さん。「売れてる人とか成功してる人って、結局これをやっているだけなんじゃないかって思った」と言い、自分の得意分野で勝負できれば、他の苦手分野で他人に勝つ必要はないと語りました。
放送終了後、ネット上では「芸人さん同士の会話楽しいし、やっぱり笑ってる野田さんがいい こちらもうれしくなる」「思ったよりガッツリ話してくれてるw」との声が上がっています。
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(文/fumumu編集部・大島 あひる)