クマ駆除に“かわいそう”と批判殺到か 宮根誠司「職員の方は大変ですよね…」
クマによる人身被害が過去最多と報じられる中「子グマまでなぜ殺した」などの抗議が殺到し、職員は長時間労働をする事態に。
10日放送の『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)では、クマによる被害が増えた影響で「クマの駆除」に関する苦情が出ている問題を取り上げ。
クマの駆除がニュースになると「子グマまでなぜ殺した」「税金泥棒」といった抗議が寄せられるもようで、司会の宮根誠司さんは対応する職員を気遣うコメントを残しています。
■宮根「これは職員の方は大変ですね」
今年度は、クマによる人身被害が過去最多と報じられており、人身被害は180人にのぼり5人が死亡しています。
大きな被害が報告される中で、北海道札幌市では今年7月、親子のクマが目撃されたため、親グマを駆除し子グマも駆除する方針を発表したところ、問い合わせが殺到。
職員が長時間労働や深夜勤務に追われる弊害が出ており、宮根さんは「これは職員の方は大変ですね」と担当者の苦労を慮っています。
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■デヴィ夫人はアメリカの事例も紹介
さらに、クマを駆除するハンターも不足しており「非難が来ると余計なり手がいなくなる」という傾向も。
一方でデヴィ夫人は公式ブログで、「アメリカではクマを麻酔銃で捕獲して食べ物を付けて山に返してあげます。日本でが銃殺してしまう。可哀想です」とコメント。
さらに、アルピニストの野口健さんが「行政は熊の命よりも住民の命を優先するのは当たり前。しかし、長期的なビジョンとして熊が森の中で生きていける環境を整えるのも重要」とツイッター(現・X)に投稿しており、様々な意見が飛び交っています。
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■札幌市「すみ分けで共生をはかる」
環境省によりますと、日本では麻酔銃に関して「効力が現れるまで時間を要する。撃たれたことで興奮する可能性がある」と定義しており、原則としては許可をしていないそうです。
宮根さんも「やっぱりクマとの共生というのは理想ですよ」とのべており、札幌市では「ヒグマにはヒグマが安心して暮らせる森を確保し、市街地では市民が安全に暮らせる場所を確保する・すみ分けで共生をはかる」と宣言しています。
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■クマと人間、住処の境目が曖昧に?
札幌市は、やみくもに駆除するのではなく、クマと人が共生できるよう生活圏をすみ分ける取り組みを進めているもようです。
宮根さんは「例えば里山の管理というのも、少子高齢化で高齢の方だけでできない、耕作地も放棄せざる得ない。地方はとくに。クマの住むところと人間の境目がなくなってきている」と、高齢化社会での構造上の問題点にも言及しています。
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(文/fumumu編集部・星子)