古市憲寿、カンボジア特殊詐欺グループ逮捕に私見 「監禁されてパスポートも…」

古市憲寿さんが、カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループの「かけ子」と見られる25人が逮捕された事件で監禁の可能性にも言及。

古市憲寿

9日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、特殊詐欺グループとみられる日本人の男25人がカンボジアから日本に移送された事件を報道。

社会学者の古市憲寿さんは「今回の件は分かりません」としながらも、働き口を求めた人が騙されて監禁され働かされるケースがあることに言及しています。


■特殊詐欺グループの「かけ子」逮捕

報道によると、今回日本に移送されたのは、カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループの「かけ子」と見られる25人。

日本領空に入ったところで詐欺や詐欺未遂で逮捕となり、午後10時前に羽田空港に到着すると報道陣の前に姿を見せました。

逮捕された25人は20~42才で多くは20代。カンボジアでは、詐欺グループが一棟ごと借り上げたマンションに入居していたとの報道も。

男らは、高齢女性に介護職員をかたり「施設への優先入居権が当たりました」と嘘の電話をかけ、トラブル解決などの名目で現金45万円と電子マネー5万円をだまし取った疑いがかけられています。


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■パスポートを取り上げて逃亡阻止か

被害者は8都道府県で確認され、被害総額は少なくとも2億4,000万円にのぼるとのこと。詐欺グループが入居していた住居は現地では高級物件だったそうですが、パスポートなどは一箇所にまとめて置かれていたという情報も。

さらに建物の門も施錠してあり、警察は「一部の容疑者は逃亡などをしないように管理されていた」可能性もあると見て調べを進めています。

事件はまだ解決しておらず、25人とは別に3人が逃走しており、日本国内に現金の受け取り役などもいたとみられています。


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■古市「監禁状態にされて…」と予想

古市さんは、「高齢の方は電話が急に来て、焦ってしまう方も多いと思うんですね。一方で騙されたということでいうと、今回25人が逮捕されたということですけれど、25人が本当に主体的にやっていたのかそれとも、脅されたりとかいうこともあったんではないかと思うんですね…」と背景に言及。

続けて、「在カンボジア日本大使館が去年から注意喚起していたんですけれど、カンボジアにいい仕事があるよと言われて、普通にいい仕事だと思って来た人が、犯罪グループに監禁状態にされてパスポートも取り上げられて、犯罪に従事させられるということが頻繁にありますと…」と、現地の事情を明かしています。


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■不安になっても「1人で判断しない」

古市さんは、今回のケースも背景は分からないとしながらも「もしかしたらカンボジアにいい仕事があると思って来ちゃって、もうしょうがない状態で犯罪に従事しちゃった人もいるんじゃないかな」と分析。

また、「逆にそういうこともまだまだあると思うんで、そういうことも一掃されてほしいなと思いますけれど」とコメントしています。

専門家は、今回のような詐欺を未然に防ぐ心得として「1人で判断しない」「行政とかに相談すればすぐ詐欺と分かりますので」と強調しており、不安になったら家族でも良いので誰かに相談するように呼びかけています。

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(文/fumumu編集部・星子

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