橋下徹、祭りの山車横転死亡事故を受け提言 「今の安全基準でいくと…」

静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転して死傷者を出した事故を受けて橋下徹さんが伝統行事と現在の安全基準について解説。

橋下徹

6日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、祭りの山車が横転して1人が死亡、18に人が重軽傷を負った事故について報道。

弁護士の橋下徹さんは元大阪府知事、元大阪市長としての視点から「山車の危険性」についても分析し、注目を集めています。


■方向転換するタイミングで山車横転

3日、静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転し、72才の男性1人が死亡して5人が重症、6歳の男の子を含む13人が軽症を負いました。

19人が死傷した事故のカメラ映像を確認すると、方向転換するタイミングでバランスを崩し横転したもよう。

事故現場は少し急な坂道となっており、関係者は「道路の上で止めてそれから方向転換をして、後ろからみんなで引っ張りブレーキをかけながら(坂を)下っていくわけです」「それがなかったんですよ、全部前に引っ張っていたから」と事故の原因を解説しています。


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■山車は「今の安全基準」ではNG?

地域の人の証言によると、「山車の引き手が不足していたため参加者を募る回覧板を2回回した」「コロナ禍の中止期間にメンバーが入れ替わりノウハウを持った人が少なかった」という経緯もあったとのこと。

橋下さんは、「大阪でも山車を使う祭りはあって引き回しといってスピードをものすごく早く引くっていう祭りもたくさんあるんです、事故も多いんですよ」と回想。

道路(公道)を使う物体としては問題も多く、ブレーキ、操作性、バランスなどを「今の安全基準」に照らし合わせると恐らくNGではないかとのべていました。


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■事故が多発すると行政介入も

危険性は考慮しつつも、伝統ということもあり「地域の皆さんにおまかせしましょう」という姿勢をとっているという現代の山車。

橋下さんは、「祭りをされている主催者の方が『今の安全基準は満たしていないんだよ』ということを前提に、より注意レベルをあげていただかないとですね、亡くなる事故が多くなってくるとどうしても行政が介入してきますので」と注意喚起。

続けて、「そうすると山車の形も変わってくるし祭りの雰囲気も変わってくるので、これはちょっと大阪も含めて全国で、こういった事故が起きることを防ぐために、情報共有してほしいですね」と提言しています。


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■谷原章介「慎重に楽しんで」

新型コロナ感染症の影響で外出自粛が続いたこともあり、久しぶりに開催される祭りも多いのではないかと思われる2023年。

番組司会の谷原章介さんは、「地域のコミュニティの結びつきを維持するためには、こういった催しってとても大事じゃないですか?」と伝統行事の役割にも言及。

コーナーの終盤で、谷原さんは「これから他の地域でもお祭りがあるところも多いと思いますので、どうかみなさん、慎重に楽しんでいただきたいと思います」と警鐘を鳴らしています。

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(文/fumumu編集部・星子

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