古市憲寿、公立高校の学食閉鎖が相次ぐ問題に持論 「もっと公的な施設に…」

少子化と物価高の影響で事業者利益があがらず継続ができなるなる学食が増え、跡地にコンビニを入れる学校も。

古市憲寿

2日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、公立高校の学食が相次いで閉鎖されている件を掘り下げ。

少子化や物価の高騰などの影響で採算が取れず事業者が撤退してしまうという問題に対し、社会学者の古市憲寿さんは「給食にする」といった選択肢も提案しています。


■「ホーユー」の経営破綻の影響も

9月には、全国で学食などを運営する会社「ホーユー」が経営破綻したことも報じられており、多くの学校で子供たちへの食事の提供がストップする事態に。

番組では6月いっぱいで学食が閉鎖となった学校に取材を行い、「材料費・光熱費の高等が追い打ちとなり事業者利益があがらず継続ができなくなった」という内情も明らかになりました。

学校側としても苦渋の決断だったようで、学食があったスペースには飲み物やパンや弁当、お菓子などを売るコンビニエンスストアが。イートインスペースもあり生徒は喜んで利用していますが、やはり学食よりは割高にはなっているようです。


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■学食閉鎖でコンビニ食になった学校も

少子化と物価高の中で苦境に立たされている学食ですが、保護者のインタビューでは「定食で500円とか450円ぐらいで食べられるので、娘の学校は管理栄養士さんがいらっしゃるので栄養もしっかりとれる」というコメントもあり重宝されているもよう。

実際に、苦渋の決断でコンビニに変更した学校では、「おにぎり、ハッシュドポテト、唐揚げ、じゃがりこ」を選んでいる男子生徒の姿も。男子高校生らしいチョイスではありますが、毎日のことと考えると栄養面で不安になる保護者も少なくなさそうです。

また、女子生徒からは「やばいです、気を抜いたら一週間に5,000円使っている」と出費がかさむという声もあがっています。


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■古市「公的な施設になってもいい」

司会の谷原章介さんは、「古市さん、育ち盛りの子たちが学食を利用できなくなってしまって、コンビニもいいとは思いますけれども、きちんと暖かいものを食べてほしいと思いますよね」と古市さんに問いかけ。

それに対し、古市さんは「高校って一応義務教育ではないとはいえ、ほとんどの人が行くじゃないですか? だからもっと公的な施設になってもいいと思うんです。学食なんかもっと給食みたいな形で全員に提供しますってしたほうが需要も読めるし…」と提案しています。


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■谷原「行政もしくは国からの支援を」

フジテレビ報道局解説委員の風間晋さんは、「学食だったりしたら栄養士さんが入って栄養バランスとかを考えたりしているじゃないですか。でもやっぱりお店で自分の好きなやつだけ勝手なんて、そんなの全然ダメ」と、育ち盛りの子供の健康を懸念。

古市さんに「風間さん栄養バランス考えているんですか?」と突っ込まれると「考えていますよ!」と心外そうに即答しており、谷原さんは「行政もしくは国からの支援を、きちんとしていただきたいですね」と呼びかけています。

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(文/fumumu編集部・星子

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