『いちばんすきな花』3話 無個性を演じてきた主人公の“本当の姿”に視聴者「だいぶクセ強」と爆笑

自分にとっての短所は誰かにとっての長所! 独特すぎる椿の一面がSNSで評判のようです。

いちばんすきな花
(画像は『いちばんすきな花公式HP』より)

26日放送のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の3話「好き同士が両想い、とは限らなくて…」。

これまで誰からも普通の人と思われていた椿(松下洸平)の”本当の姿”が明らかに! この個性的すぎる姿が魅力的だと今、話題です。



■個性を否定されて

小さい頃は落ち着きがなく、よく話す子供だった椿。しかし教室における自由な言動を注意され続けたことで、いつしか本当の気持ちを隠すようになってしまったのでした。

その結果、椿はいわゆる”みんなの都合のいい人”に。椿自身でも、そういう自分のことをコンプレックスに感じているようで…。

そんな時、元婚約者の純恋(臼田あさ美)が家にやってきます。一方的に婚約破棄をした純恋に対して、なぜか「ごめん」と謝り続ける椿。純恋が来たのは、泣きもせず怒りもしない椿の本心を聞くためでした。

優しさともとれるこの「ごめん」は、椿にとっては自分を守る言葉でもありました。椿が純恋に隠していたこと、それは嫌われない配慮をしても好かれる努力はしていなかったということ。

そして、純恋の方でも椿が自分に対して本当の気持ちを隠していることに気付いており、自分といることで感情を失っていくことに心を痛めていたのでした。

純恋と話すことに辛さを感じていた椿と、椿の言うことがわからないと思っていた純恋。二人の婚約破棄は、お互いにとって良かったと言えそうです。



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■自分を無個性と語る椿の個性

婚約者にさえ本心を話さなかった椿ですが、ゆくえ(多部未華子)や紅葉(神尾楓珠)、夜々(今田美桜)に対しては、独特なワードセンスで突っ込む姿が度々見られました。

ゆくえたちに席を外してほしい時に言った「上で遊んでなさい」や、ソファでうたた寝したのに寝てないと言い訳した夜々にすぐさま、「寝てたよ」と返したり…。

みんなに嫌われないように普段はあまり話さかなった椿でしたが、3人に対してはよく話す”本当の姿”を見せはじめていました。

毎回美容院を変え初対面の美容師さんに話を聞いてもらったり、喫煙者ではないのに2度目がない人と話すために喫煙所に通ったりと、この”普通を演じていない”椿の姿に視聴者からは、「椿さん、多分個性隠してるつもりで隠せてない めっちゃ面白い人だと思う」「無個性とか言ってるけどさ、だいぶクセ強だわ」「落ち着きがなくていい子じゃなかった個性隠せるのすごくない? 椿…。そこから真逆の無個性の良い人になるって相当じゃない? 無個性っていう個性じゃんね。はじめましての人にあれだけ喋る人逆にすごいと思うんだけど??」「いやいや、椿さん無個性どころか個性ありまくりでだいすきwwwww」など、好意的な反響が続々と寄せられました。

子供の頃に矯正されそうになった個性は、環境が変われば愛される長所だということがよくわかりますね。



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■止まらない点P

ゆくえの生徒が言った「点Pが毎秒1cmで動き続ける…あいつどうやったら止まるの?」という言葉。難しい数学の問題を嘆く子供の何気ない言葉ですが、ゆくえは「止め方じゃなくて、解き方考えようよ」と、生徒とともに問題について考え始めるのでした。

数学の問題として、点Pが止まらないのは変えられないこと。そして、みんなと同じように座っていられない子供の個性を変えられないのも同じではないでしょうか?

ゆくえの一緒に考えようという姿は、各々の個性を変えようとしたり価値観を押し付けるのではなく、理解していこうとする気持ちの現れ。この姿勢こそが、みんなが幸せになるために最も大事なのことなのかもしれませんね。

ちょっと距離のあった4人が、今回ついにお互いのことを”友達”と呼びあうように。次回4話は、11/2(木) 22時〜放送です!

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(文/fumumu編集部・福野 エリカ

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