ディズニー公開映画の“ワンシーン”が「怖すぎる」と物議 役者をよく見ると…
ディズニー映画のシーンに「怖すぎる」「ありえない」といった声が…。
SNSで拡散されたことをきっかけに、ディズニー映画のワンシーンが物議を醸しています。
『news.com.au』など海外メディアが報じました。
■試合シーンに「人間とは思えない観客」
話題となっているのは、ディズニーのティーン向け映画『プロム・パクト』の試合シーン。
高校のバスケットボール試合を映し出したものですが、選手を応援する観客をよく見ると…最前列に座っているのは普通の人間ですが、後列には人間とは思えないカクカクとした動きをする女性の姿が見受けられます。
※なお、同作品は今年3月にディズニー・チャンネルで公開、日本ではディズニープラスにて『プロムの約束』で配信。
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■エキストラの人件費節約のため?
この人形のような観客は、ポストプロダクション(※撮影後の仕上げ作業の総称)の際に画面に加えられた「デジタルモデル」。
海外メディアの報道によると「エキストラの人件費節約のために用いられた可能性が高い」といいます。
該当シーンについては、3月に作品が公開された時点で論争を巻き起こしていたようですが、公開後、視聴者が発見し、SNSに投稿。拡散後、再び注目を集めた次第です。
該当シーンを撮影したTikTokユーザーは「『プロム・パクト』を観るのをめちゃくちゃ楽しみにしてたのに…これを見つけてしまった。でも観るけどね」と“AI観客”発見に少しショックを受けたようです。
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■「怖すぎる」「ありえない」の声
該当シーンを見たユーザーからは「怖すぎる」「ありえない」「なんでもっとエキストラを集めなかったの?」といった声が。
そのほか「なんで二列目に配置したの?」と見つけやすい位置だったことにも疑問の声が上がっているよう。
なお、“デジタルエキストラ”のほとんどは有色人種だったこともあり、多様な背景を持つ役者の仕事を奪う可能性があるのでは、といった指摘する声も上がっています。
現在ハリウッドを中心に起きている、俳優組合によるストライキ。デジタルエキストラ発見の件は、ストライキ早期解決への望みに打撃を与える結果となり、AI技術はとくに交渉のネックとなっています。
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