ジャニーズ会見“NGリスト”に、元テレビマン「クライアントに報告するのは当然のこと」
ジャニーズ事務所の回答に、元PR会社ブレーン「クライアントの意向を無視して勝手に…などあり得ません」。
元テレビマンで放送作家歴26年の長谷川良品さんが5日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
2日に行われたジャニーズ事務所の会見では、指名NGのリストがあったと報じられています。ジャニーズ側の返答にPR会社のブレーン経験のある長谷川さんは意見を述べました。
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■NHKが報じた“NGリスト”
4日、NHKはジャニーズ事務所の記者会見で、運営を任されていたコンサルティング会社側が、記者の「NGリスト」を会場に持参していたことを報道。
このリストには指名しないようにする新聞社の記者・フリージャーナリストなどが掲載されていたといい、NHKが撮影した映像には、少なくとも6人ほどの名前と顔写真が掲載されたリストを持っているのが写っています。
運営に関わった人間からの内部告発で3日の時点でリークがあったそう。証拠画像があったため、翌日に報じることになったようです。
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■会見出席者「匿名希望の確認」なし
この件を受けて、“ジャニヲタ”といわれる一部の過激なファンの言動に長谷川さんは「無茶苦茶なんですよね」と苦言。指名NGリストだと思われる用紙には「氏名NGリスト」と書かれていることから、「会見で名前を呼ばれたくない、公開されたくはない記者への配慮のためのリスト」と解釈。これに賛同し、NHKの報道に対して「偏向報道」と投稿する人も見られます。
ちなみに、長谷川さんは会見に出席した3名のジャーナリストに「匿名希望の確認があったか」と確認。結果、そのような質問や匿名希望かどうかという回答はしていない、のことです。
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■運営が勝手にNGリスト作成は「あり得ません」
さらに、ジャニーズ事務所側は一部メディアへの質問に対し、顔写真が入った書類は見ていないものの、会見の2日前にはNGの“媒体リスト”を見せられたといい、井ノ原快彦さんは「これどういう意味ですか? 絶対当てないとダメですよ」と言ったと報告。つまり、コンサルティング会社側の責任である、との回答だったことが報じられています。
この返答に長谷川さんは「信じるか信じないかはみなさん次第」としながらも、自身が5年ほどPR会社のブレーンとして、記者会見やプレスイベントの演出をしてきた経験があると説明。「クライアントの意向を無視して勝手に…などあり得ません」「逐一、クライアントに報告・相談するのは当然のこと」と語りました。
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