谷原章介、コロナ後に相次ぐ総合病院閉院に懸念 「一番困るのは弱い立場の…」
北海道北見市で50年以上の歴史を持つの総合病院が突然閉院して患者困惑 経営悪化の背景にはコロナ禍での受診控えも。
4日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、北海道北見市にある総合病院が9月30日に突然閉院した問題を取り上げ。
外来患者の受付が停止されたことで困惑する患者の姿に、司会の谷原章介さんは気遣いの言葉を口にしていました。
■「外来患者の受け入れ停止」の貼り紙
北海道北見市で、半世紀以上続いた総合病院が突然閉院となり、問題になっています。病院の入口には「外来患者の受け入れ停止」と書かれた紙が貼られており、現場では薬を取りに訪れて佇む人の姿も。
同番組が元院長の男性を取材したところ、「コロナ禍で一気に借金が増えて経営が立ち行かなくなった」とのこと。現在、上記のような理由で閉院する病院が全国規模で相次いでいます。
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■コロナ禍の受診控えで経営悪化
上記の病院は、内科や外科、整形外科など7つの診療科があり、一般病床数は40床という50年以上の歴史を持つの総合病院。
先週の土曜日に外来患者の受付が停止され、入院患者も転院先を探している状況とのことです。病院側は、入院患者の転院などの手続きが済んだ段階で、裁判所に破産手続き開始の申し立てを行う方針です。
元院長の証言によると、コロナ前から医師不足で赤字はあったものの運営を続けていましたが、コロナ禍になり「患者の90%を占める高齢者」が受診控えをし始めたことが決定打になったもようです。
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■困るのは「弱い立場のご高齢の方」
医療ジャーナリストによると、同様の事態は全国で発生しているとの情報も。また、経営者の高齢化も進んでおり、今後の課題として「医療を受けられない地域が出る」ことも懸念されています。
谷原章介さんは、地方の人口減少や高齢化も踏まえつつ「人口減少の中、医療が受けられない人は絶対に出してはいけないですよね」「一番困るのは弱い立場のご高齢の方たちですよね」と、心配の声を漏らしています。
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■国の「資金繰り支援策」に期待
元衆院議員でタレントの金子恵美さんは、「地方においての慢性的な医師不足というのは、なかなか自助努力でどうにはなることではない」と考察。
診療報酬の問題もあげ、「大切なインフラを守らなけねらならないと考えると、国の支援策で助けられた面も医療機関はあったので、資金繰りの支援策というのは国の方でも考えなくてはいけないと思います」と、今後の支援に期待を寄せています。
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(文/fumumu編集部・星子)