橋下徹、川崎市の”忖度メモ”背景を考察 「政治の世界ではあります…」

川崎市で設置する理由のない設備を「市長が購入を指示した」と記された「忖度メモ」の存在が物議を醸す。

橋下徹

2日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、川崎市で「浄水装置設置」について市内企業への忖度が働いたのではないか? と思われるメモが見つかったことを報道。

弁護士の橋下徹さんは元大阪市長という観点から今回の事案の背景を考察し、「説得力がある」と話題になっています。


■市内企業が市長に泣きついた?

川崎市で、設置する理由のない設備を「市長が購入を指示した」という内容が書かれた「忖度メモ」が明るみに出て、物議を醸しています。

番組側は、上記のメモを入手した市議を取材。メモには「市内企業が市長に泣きついたので、今回は買ってあげようというとことから話がきている」「設置する理由がないので応急給水できるからてきなことにする?」と書かれているもよう。

市内の企業は「事実無根で困っている」とコメントしており、川崎市長も「私は一切承知しておりません」と、関与を否定しています。


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■市長と職員のズレは「よくあること」

川崎市側は、メモが存在していることを認めており「職員が会議を備忘録として残していた」「メモがあったのは間違いないが、誰が作ったのか書いた本人などもわかっておりません」とコメントしており、市長は「事実関係を明らかにしていく」と調査する意向を示しています。

橋下さんは、市長と職員の認識のズレはよくあることと発言。自身の大阪市長時代も職員の反対があっても「押し通してきた」としながらも、「そのときに重要なのはオープンな場で議論をして議事録も残すこと」と持論をのべています。


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■橋下、メモの「信用力」にも言及

続けて橋下さんは、弁護士としての観点から、メモの「信用力」を高めるためには「誰が記載していたか」「議事録でも何人かが承認したか」などが必要になってくると解説。

メモが出てきた背景については「やっぱり市長との対立関係、政治行政の場でよくありますけど、権力闘争で市長の判断を覆す、市長を引きずり降ろそうとする動き、これはもう政治の世界ではあります」と、予想しています。


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■「足の引っ張り合い」という表現も

さらに橋下さんは自身の経験も踏まえ、「僕ももうしょっちゅう対立していましたけども、職員の意見と僕の意見をとにかく表に出して、『職員の意見と違うことをやるよ』っていうのをみんなの前でやっていかないと、こういう文書がいっぱい出てきて足の引っ張り合い…国政でもしょっちゅうですものね」と振り返っています。

経験者の意見にスタジオでも「説得量がある」といった趣旨の声があがっており、橋下さんは「ものすごい引きずり降ろされそうなところをなんとかかいくぐってきたんでね…」と、自虐を交えて笑いを誘っていました。

番組司会の谷原章介さんは、「学校の職員の人が水を出しっぱなしにしちゃって半額自己負担にしたのもこの市長じゃないですか?」と、川崎市がやはり「水関連」で物議を醸してことにも言及しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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