豪KFCが“あのシステム”促進で客がボイコットを呼びかけ 「合法」という声も

店員の安全性を踏まえて「賛成」を語る声もあるようです。

ケンタッキーフライドチキン

日本国内でも普及が進むあのシステムが物議を醸す事態に。

オーストラリアのケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)を巡る一件について『news.com.au』『Daily Mail』など海外メディアが報じました。


■キャッシュレス化「お支払いはカードのみ」

話題になっているのは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のモリセットの町にあるKFC店舗。

今年から同店では「キャッシュレス決済」を導入し、店頭には「当店はキャッシュレスです。お支払いはカードのみとなります」と伝える看板が掲げられています。

この動きは、ほかKFC店舗(レイク・ヘブン、ノース・ワヨンなど)がキャッシュレス化に至ったことに続いての決定とのこと。しかし一部の客からはキャッシュレス化に反発する声が上がっています。


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■ボイコットの動き、不具合時の懸念の声も

あるユーザーはSNSに「現金は国によって認められた法定通貨です。現金が使えないのなら、ほかの店で購入します」と怒りの投稿。

別のユーザーは「消費者こそが力を持っているのに…。現金は使えない店はボイコットしましょう」と商品の購入を行なわないよう呼びかけています。

また、このキャッシュレス化に伴ない、カード決済に使われる「EFTPOS(エフトポス※)」を始め、銀行カードの不具合時にどう対応するのか、といった懸念の声もあるよう。

(※オーストラリアで使用されるキャッシュカードに付いている機能)


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■消費者委員会は「合法です」と説明

憤りの声が高まりつつあるキャッシュレス化の動きですが、オーストラリアでは合法のシステムといいます。

オーストラリア競争・消費者委員会は「企業はどの決済方法を導入するか選択することができ、現金を受け取らないという対応は合法です」と説明。

「ただし、決済手段を明確にすること、システムにかかる最低総額を示す必要はあります」と見解を示しています。

なお、ユーザーの声のなかには「系列店で働いていた元同僚が、レジに入っていたすべてのお金を盗られる強盗の被害に遭いました。わたしは決定に関しては企業側の立場です」と店員の安全面からキャッシュレス化に賛成する考えもあるようです。


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■執筆者プロフィール

黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。

お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。

翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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