会社などでは、それぞれに立場があるものです。そして向上心のある人は、できるだけ早く上の立場になりたいと考えるかもしれません。しかし、「下の立場のほうが得」だと考える人も多いようです。
■約7割、下の立場でいたほうが…
fumumu編集部では全国10〜60代の男女999名を対象に、「自分の立場」についての意識調査を実施しました。
その結果、「下の立場でいたほうが得なことが多い気がする」と答えた人は、全体で67.8%。
fumumu取材班は女性たちに、下の立場でよかったと思ったエピソードについて聞きました。
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①仕事でミスをしたときに
「仕事でミスをすると、もちろんですが上司から注意を受けます。私はそこで反省して次につなげればいいだけですが、上司はそのミスをさらに上の人に叱られる場合もあって…。
自分がやったミスでもないのに注意されるのは、とてもストレスがたまると思うんです。そんな光景を見ていると、下の立場って楽なんだと実感しますね。
上司が叱られる場面が減るように、私も気をつけて仕事をしたいと思ってはいます」(20代・女性)
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②家族から甘やかされがち
「私は末っ子で、姉とは少し歳が離れています。そのために小さい頃から、甘やかされて育った気がします。多少のわがままを言っても、家族が聞いてくれていたんです。
そのために大人になった今でも、家族に甘えてしまうところがあります。いけないことだとは思うのですが、そんな私にいつも優しくしてくれる家族には感謝の気持ちしかありませんね。
甘やかされたことによるデメリットもたくさんあるとは思いますが、少なくとも親の愛は感じられています」(20代・女性)
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③難しいことをしなくてよかった
「今の会社に入社して、数年間はずっと一番下の立場だったんです。新入社員がうちの部署に配属されることがなかったので、私はずっと新人がやるような簡単な仕事をこなしていました。
向上心のある人であれば『もっとやりがいのある仕事がしたい』と思うのかもしれませんが、私はそこまでやる気があるタイプではないので『このままでいい』と考えていたんです。
ただ今は後輩もできたので、少しだけ難しい仕事を任されていますが…」(20代・女性)
ずっと下の立場でいたいと思っても、そうはいかない場合が多いのでしょうね。
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(文/fumumu編集部・ニャック)