爆笑・太田、ジャニーズタレントの“CM離れ”にコメントするも… 視聴者「言ってることがズレてる」

現在の状況を「あべこべ」といい、「本当の“人権”とはなんなのか」との発言にネットでは疑問の声も。

爆笑問題・太田光

17日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、ジャニーズ事務所問題をピックアップ。

MCを務める爆笑問題・太田光さんの言葉に「不可解」「ズレている」など厳しい意見が相次いでいます。



■弁護士「難しいという判断に至るのは普通」

ジャニーズ所属タレントの広告起用をめぐる“見直しドミノ”が起きている現在。ジャニーズアイランド社長でもある井ノ原快彦さんが出演する森永乳業、嵐・二宮和也さんを起用するJCB、木村拓哉さんが登場するマクドナルドのほか、国内ビール大手4者などが、契約を更新しない方針を示しています。

番組に出演した若狭勝弁護士は、ジャニーズ事務所は、元裁判官の弁護士3人で構成する「被害者救済委員会」の設置、補償など「被害者補償に向けての体制は進んでいる」と評価しながらも、「CM離れは防げない」とコメント。

「社会的なスタンダードな見方とすると、性加害を代表者が行っていた企業をCMとしてつづけられるかというと、難しいという判断に至るのは普通」と説明しました。



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■当事者の会の言葉に太田「彼らも感じている」

ジャニーズタレントの広告起用を見送る動きが広がるなか、12日、国会内で立憲民主党のヒアリングに出席後、報道陣の取材に応じた「当事者の会」の石丸志門さんは「タレントにも人権はある。いささか性急過ぎやしないか」と述べています。

これに、太田さんは「現役のタレントに自分を重ねているから。夢を追っている人の職業を排除すべきではない、と彼らも感じている」「企業が見ているのは海外。彼らの声を拾い上げるんじゃなくて、企業は海外だけを見ているように思える」とコメントしました。



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■「当事者の会」の発言にネットでは疑問の声も

当事者の会の副代表・石丸志門さんは先日、「決して高い金額を払えと言っているわけではないが、やはり資産があって、その資産を明確に世の中に公表して、その資産規模に合った、また被害者規模に合った救済案というものを提示しないと、おそらく一般社会は納得しない」と声明。

これにネット上では「資産を公開する意味とは」「補償・救済=資産を公開は違う気がする」「法をこえて…と何度も口にしているから、もしかしたら莫大な“賠償金”を出してくるのでは」など疑問の声もあがりました。

また、代表の平本淳也さんは「毎年ジャニーズから3%売上くれれば、相当数の被害者救えるんじゃないっすか?」との発言もあることから、今回の太田さんの発言には「当事者の会に対して『現役のタレントに自分を重ねてる』については不可解」「売上から救済を、と言っているから事務所に売上が入らなくなることを問題にしているだけでは」「スポンサーにも責任がある、と話していたのに急に焦る理由がわからない」などの意見も見られます。



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■太田の発言に「ズレてる」

また、太田さんは「スポンサーはジャニーさんが生きていて、性加害も認定されてる時は契約を結んでいて、亡くなって性加害を認めて、やり直しますっていうときに契約を切るって…あべこべな状態。本当の“人権”とはなんなのか」と自論を展開。

これにネット上では「社名を変更、株を手放す。最低これをしていれば、企業の対応も違ったのでは」「やり直します!社名も株主も変えないけど! っていう事務所だとわかったから契約解除に繋がったのでは…」「太田さんが言ってることがズレてるんだよな…」など厳しい声が相次いでいます。


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■執筆者プロフィール

冬野とまと:千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーライター。
高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。行動心理カウンセラーの資格ありだが、自分の行動が読めない。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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