東山紀之が会見で語った言葉に、元テレビマン「いわば小泉進次郎構文」
東山紀之さんが語った”社名変更なし”の理由に、元テレビマンは「何を言っているのかがよくわからない」と苦言。
8日、元テレビマンで放送作家歴26年の長谷川良品さんが、自身のYouTubeチャンネルを更新。
前日に行われたジャニーズ事務所の記者会見、新社長・東山紀之さんの言葉に「一見なにかを語っているようで、何も語っていない」と分析、辛辣な意見を述べました。
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■「一見、真摯に反省しているように見えるが…」
7日に会見を開いたジャニーズ事務所(前社長・藤島ジュリー景子氏、新社長・東山紀之さん・子会社「ジャニーズアイランド」社長の井ノ原快彦さん・顧問弁護士が登壇)。
ジャニー喜多川の性加害があったことは認めながらも、会社はの解体はせず、社名は“ジャニーズ”を残したまま、ジュリー氏が100%株主であることは変わらずであることを報告。
「呆れた会見」と述べる長谷川さんは、上記の報告のほか被害者への補償はするものの具体的な内容がまったく出てこなかったことにも触れ、「一見、真摯に反省しているように見えるが、ふてぶてしいことがわかる」とコメントしました。
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■東山・井ノ原揃って「噂では聞いたことがあった」
長谷川さんが「驚いたのは藤島氏はもちろん、東山氏も井ノ原氏もジャニー喜多川の加害を認めたとはいえ、あくまでも“特別チーム”の指摘があったから、というスタンスを崩さない」と話すように、ジャニー喜多川の性加害の事実について、東山さんも井ノ原さんも揃って「噂では聞いたことがあった」との発言のみ。
被害者からは、かつて東山さんから「お前も売れるためにヤラれてこい」と言われたとの証言も出ていますが、自身について「被害を受けたことはない」と断言しています。
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■東山氏の言葉は「小泉進次郎構文」
また、ジュリー氏が役員として残留する理由として「今後、被害者への補償のため」と説明していましたが、長谷川さんは「裏を返せば、100%株主であることを譲らない。これからも固執しつづけるための言い換えでもある」「これからもなぁなぁになるのが目に見えている」と述べます。
さらに“ジャニーズ”という屋号を変えないことについて、東山さんは「これまでタレントさんが培ってきたエネルギーやプライドだと思うので、その表現のひとつでもいいんじゃないかと思っています」と述べていますが、長谷川さんは「そもそも意味わかります?」と疑問視。
「あのルックスで俳優的な間や吐息も多いので、一見なにかを語っているかのようにも見えるわけですが、何も語っていない」「いわば小泉進次郎構文」と説明し、「中身がスカスカであることはもちろん、何を言っているのかがよくわからない」と苦言を呈しました。
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■「ファン」を口にした東山に「要注意」
会見では、“ジャニーズ”という名前も使いつづけることにある記者は「常識外れ」「ヒトラー株式会社、スターリン株式会社などと社名に掲げるもの」「それに匹敵するほどの犯罪を犯したという自覚が足りないのでは」と指摘する場面も。
これに東山さんは「おっしゃる通り」と頷きながらも、「ファンに支えられているものですから、それをどこまで変更するほうがいいのか…と考えてきた」「そういうイメージを払拭できるほどみんなが一丸となって頑張っていくべきなのかな、という判断」と返答。
長谷川さんは「『ファンのために』という言葉が飛び出したのは要注意。『我々は何を言われてもかまわないが、ファンを裏切る形になったことだけは心苦しい』という自己犠牲の構図は、涙を誘いやすい文脈」と分析しました。
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