橋下徹、ジャニーズ新体制メンバーに提言 問題を「認識していたか」明確に
橋下徹さんがジャニーズに対し、メンバーも含め組織全体が「どこまでこういう話をみんなが薄々分かっていたのか」明確にすべきと語る。
1日の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)では、ジャニーズ事務所が創業者で前社長の故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて「新体制」を発表することを報道。
弁護士の橋下徹さんは、藤島ジュリー景子社長に対し「会見には必ずでないといけないと思いますよ。社を代表して説明することは必要です」と言い切り、新体制メンバーに対しても「性加害を認識していたか」を明確にするよう求めています。
■「解体的出直し」「社長交代」を提言され会見
ジャニーズ事務所は31日に、性加害問題を調査してきた「再発防止特別チーム」が性加害を認定し「解体的出直し」「社長交代」を提言したことを受けて、7日に都内で記者会見を開くと発表。
7日の会見内容は不明ながら、各報道機関が新社長を含めた新体制を発表すると報じ、1日の新聞には「ジュリー社長は欠席か」「次期社長に所属タレントが浮上」といった見出しが見られました。
東山紀之さんや井ノ原快彦さんの名前があがる中で、橋下さんは執行体制に入る人々が「今回の問題をどう認識していたか」明言すべきだと私見をのべています。
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■新体制メンバーは「認識があったのか」
橋下さんはジュリー氏が社を代表して会見に出席すべきとした上で、「今回も報告書の中には個人を特定する報告にはなっていないんですね。包括的に性加害があったと。それから周辺もおそらく疑いは持っていただろうという総括的な表現なんですが…」と前置きをしつつ持論を展開。
個別のメンバーの具体的な状況は分からないとしながらも、「新体制のメンバーとして上がってくる個別の人たちが、そういう『疑い』について『どういう認識があったのか、どうなのか』っていうところは、しっかりそこを確認してから新体制を組まないと…」と、性加害に対する「認識の有無」を明らかにすべきだとのべています。
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■「薄々分かっていたのか」どうかを明確に
続けて橋下さんは、「決して名前が出ている方がみんな、(性加害の)疑いを充分認識していたとか、放置していたとかそうではなくてですよ。ジャニーズ事務所の名前を変えるのか、社を存続させて継続させていくなら、執行体制に入る人たちのこれまでの認識というのを明確にしないといけないでしょうね」と考察しています。
本村健太郎弁護士は、「改革とか新体制とか言われていますけど、そういう話をする段階では、まだないはずなんですよ」「過去に被害を受けた皆さん、タレントさんたちに対して、取材なりなんらかの措置をするということを現体制でやってからでないと」と、過去の精算を優先すべきだとコメントしています。
橋下さんは、経営陣のみならずメンバーも含め組織全体が「どこまでこういう話をみんなが薄々分かっていたのか」ということを、第三者でなく組織で明らかにすべきとのべています。
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■国も入っていかないと解決できない?
橋下さんは今回の問題の「組織性、悪質性、継続性」を指摘し、一方で「真面目にやっている人」の存在にも言及。
被害者の救済に関しては、「かなり大きな話なので、救済のところでは、国も入っていかないと僕は解決できないと思いますけどね」という見解を示しています。
さらに経営に対しては「もし再出発ということになるんであれば、経営陣だけでなく、ジャニーズ事務所に所属するメンバーも『こういう状況をどこまで知っていたのか』ということを、タレントだからどうなのかではなくしっかりそこを確定しないと、その人たちが経営に携わるとなるとまた問題になると思うんですけどね」と強調しています。
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(文/fumumu編集部・星子)