ジャニー喜多川性加害問題で浮き彫りになった“マスメディアの沈黙” 元検事の弁護士「そういう時こそ必要なのは…」
元検事で弁護士の郷原信郎さんは、これまでのメディア報道に「それが出来なかったというのはメディア失格なんですよ」と苦言。
■「強いものには立ち向かえ」「談合も必要」
今回、再発防止特別チームが公表した調査報告書に書かれた“メディア側への指摘”について郷原さんは、「『強いものに立ち向かえ』と。そういう時こそ必要なのは記者クラブで、あるいはメディア企業同士で団結すること、場合によってはみんなで話し合うという“談合”も必要。そういうふうに受け止めてもらいたい」と述べます。
これに山口さんは「記者クラブって、今はすごく批判の対象になってますけれど、そもそもは権力に対してきちんと情報開示すべきだとか、“圧力団体”として発足したんですよね」と補足し、「個別の記者の中には、おかしいと思っている人、矛盾を感じている人もたくさんいたと思う」と推測。「その人たちが声をあげられるような、組織的な団結談合みたいなことが行われることは非常に大事なこと」と共感しました。
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■該当部分は10:40頃~
■執筆者プロフィール
冬野とまと:千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーライター。
高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。行動心理カウンセラーの資格ありだが、自分の行動が読めない。
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(文/fumumu編集部・冬野 とまと)- 1
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