高橋みなみ「今ならわかる」 恩師・夏まゆみさんの言葉を明かし「心に響く」と反響

「金スマ」で元AKB48の高橋みなみさんが、6月に亡くなった振付師の夏まゆみさんが遺した大切な言葉について語りました。

高橋みなみ

18日、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、6月に亡くなったダンスプロデューサーの夏まゆみさんを特集。

元AKB48の高橋みなみさんが、国民的アイドルグループに成長できたきっかけとなった夏さんの言葉を明かしました。


■素人集団だったAKB48に夏さんがかけた言葉

モーニング娘。やAKB48など、数々のアイドルグループの楽曲の振り付けを担当した夏さん。ダンス指導だけではなく、アイドルとして活躍するための心構えを教え続けたことでも知られています。

2005年、夏さんはAKB48のデビューに向けて、振り付けはもちろん、アイドルとしての教育も任されていました。ところが、AKB48のメンバーたちは全員十代という年頃もあり、なかなかレッスンに真剣さが生まれなかったそう。

そんなメンバーたちを育てるうえで、夏さんがたびたび口にしていたある言葉がありました。番組では、AKB48の総選挙イベントで夏さんが行ったスピーチ映像をオンエア。

夏さんは「人間にはね、すっごい底力っていうのがあって、その底力くんは、すごい大変な時とか、すごい辛い時にしか出てきてくれないの。でも、みんな持ってるから。辛くないと出てきてくれないからね。辛い時、すっごい大変な時、『やった、底力くん出てくるぞ』って」と、人間が出せる”底力”についてスピーチ。

涙を浮かべるメンバーを前に「一番辛い時こそ、底力くんに会えるチャンスなので、成長するチャンスって思って」「きっと、いろんな人から頑張れって言われていると思うけど、頑張っているのは分かってるけど、もっともっと自分の底力くんに会いに行きなさい」と励ます夏さんの姿がありました。


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■峯岸みなみ、板野友美などのダンス経験者には…

また、過去の取材では「人が一生懸命踊る姿を”美しい”と思います。その一生懸命のパワーに人は感動するんです」と答えていた夏さん。これを踏まえ、高橋さんは「夏先生はすごい、心を見る人だ」と、AKB48時代のレッスンを回顧。

当時のAKB48には、峯岸さんや板野友美さんなど、初めからダンス経験者だったメンバーもいました。しかし、高橋さんによると「(夏さんは)逆にその子たちにすごく厳しくて」「踊れるからって、あぐらをかいちゃダメだよ」と、経験者にこそ厳しくしていたと言います。

さらに高橋さんは、夏さんが「”上手い”がいいとは限らない」「完璧のその先に、感情だったり想いが乗ってるのがアイドルだから、もっとその先をやりなさい」と指導していたことも明かしました。


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■「愛が本当に深い人だった」

夏さんの指導も成果もあり、AKB48は結成から2年で『NHK紅白歌合戦』に出場。2011年には『第53回 輝く! 日本レコード大賞』受賞など、国民的アイドルグループへと成長しました。

最後に、高橋さんは夏さんについて「愛が本当に深い人だった」と語ります。そして、涙を浮かべつつ「”底力くん”の話もありましたけど、今なら分かるんです。今ここ頑張らなきゃって。でも若い時って分からなくて、そういう時に、私たちが環境にあぐらをかいてると『違うよ。今だよ。頑張らなきゃいけないのは』っていうふうに、お尻を叩いてくれる人でしたね」と振り返りました。

放送終了後、ネット上では「夏まゆみ先生の言葉って心に響く」「夏まゆみ先生本当に凄い方」「世代を越えて受け継がれていく『夏イズム』改めて夏まゆみ先生のご冥福をお祈りします」との声が上がっています。

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(文/fumumu編集部・大島 あひる

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